ファイナルだけの豪華なメドレー
そしてチャンミンから電話!?
韓国では2枚のソロミニアルバムや、多数のドラマのオリジナル・サウンド・トラックでバラード曲を歌い、バラード歌手として高く評価されているキュヒョン。同ツアーでは、彼の定番であるバラードの他、韓国の名曲バラードや多くの日本語曲のカヴァーも披露してくれた。
ツアーの発表と同時に、キュヒョンに歌ってほしい曲のリクエストをファンから募り、その土地のファンが投票した上位曲を歌ってきたキュヒョン。千秋楽ではまず、各地のリクエスト上位2曲をモニターに映して“おさらい”したが、曲目が出るたびにファンから「歌ってー!」という歓声が上がると「ヤダです」とばっさり拒否。
その後に「いいニュースがあります。最後なので特別なステージを用意しました」と、リクエスト上位の韓国曲『7years of love~記憶の習作(キム・ドンリュル cover.)~野生花(パク・ヒョシン cover.)』と日本語曲『糸(中島みゆきcover.)~M(プリンセスプリンセス cover.)~奏(スキマスイッチ cover.)~POPSTAR(平井堅 cover.)』をそれぞれ豪華なメドレーで聴かせてくれた。
韓国曲のカヴァーは、いずれも韓国を代表する名バラード曲でキュヒョンがテレビ番組で披露して大きな話題になった彼の神髄ともいえる世界が表現される曲。日本語パートではピアノ伴奏だけで聴かせた『糸』も彼の歌唱力の高さを改めて実感できて圧巻だった。
歌い終わって投げキスをするキュヒョンに「アンコール」の声がかかると、再びピアノ1本の伴奏で『瞳をとじて』(平井堅)、『雪の華』(中島美嘉)をちょっとだけ聴かせてくれるというサービスも。
中盤では『ヒカレ』をカヴァーすると、「ゆずの曲を歌うと『いちご』を思い出しますね」と、所属事務所の合同音楽イベント「SMTOWNライブ」で、大親友である東方神起のチャンミンといちごの被りものをして歌った曲の思い出に触れる。
そして、ファンからの「歌ってー!」という声に、一節歌うと「おととい、兵役中のチャンミンから“親知らずを抜いた”という電話がありました。僕が“いま、日本でお寿司を食べてるところ”と言ったら怒ってました」と笑うと、「実は昨日も電話があって、“シャワーをあびていたらゴキブリが落ちてきた”と言っていました。多分……、今日も電話があると思います」とファンにはうれしい近況報告も。
さらにファンから兵役中のSUPER JUNIORメンバー、ドンへとシウォンの近況をきかれると「ドンへは電話がなくて。シウォンは仕事中で電話に出られませんでした」と答えてくれた。
今回はこのファンの「歌ってー!」という声がツボだったらしく、ステージ上で何度も真似をして爆笑を誘っていた。