「みなさんが望んでくれなかったら日本に来る機会もなかった」
「4月からスタートしたツアーの最終日。16回の公演が最後だなんて信じられない。準備をしているときは、日本語もできないし、どうやって2時間半以上の公演をやろうか悩みました。それで、公演の前日にひとりでファンのみなさんの前で何を話すべきか、公演全編を2時間半かけてシュミレーションしながら考えたんです。毎回同じMCをしていると思うかもしれないけど、何度も来てくださる方にも楽しんでもらえるように、毎回前日に頑張って準備したんです。楽しんでもらえたか、気になります。僕がもう少し日本語ができたらいいのに……。実際に公演をしてみて、みなさんの反応がよくない日は、マネージャーと顔をつきあわせて反省会もしました。いつもそうやって準備したことが思い出されます」と、初のソロツアーへの不安を吐露。
しかし、「一番ビックリしたのは、この幕張公演。多くの方のおかげで、追加公演ができることになって、本当に感動しました。SUPER JUNIORとして活動している僕が、ひとりになったら来てくれないんじゃないかと心配したんです。でも、各会場を満席にしてくれた。みなさんが望んでくれなかったら、僕が日本に来る機会もなかったと思う。これから、もっともっと日本に来る機会が増えそうです。日本のファンのみなさんは、ソウルや海外の公演にも来てくれる。改めてありがとうを伝えたいです。今日は千秋楽なので、みなさんのように韓国や中国からもファンが来てくれていると思います。きっと日本語もわからないと思うので、そんなファンをみかけたら親切にしてあげてください」と、ファンへの思いやりと想像以上の成功、そしてさらなる日本活動への期待を語ってくれた。
カッコいい感動の言葉だけでなく、キュヒョンらしい笑いも忘れない。冒頭で「ノドの調子が悪いので、今日はビジュアルで勝負しました」とか、「これだけのみなさんが来てくださったのは、僕の髪型がカッコよかったからじゃないかと思います」と何かと話題にしていたのが髪型。間もなく始まるミュージカル『モーツァルト!』のために髪を伸ばしたそうだが、「ミュージカルではカツラを使うので、実は伸ばす意味がなかった」という。そこで、ファンに切るか伸ばすか歓声の大きさで問うたところ、「切る」という結論に、というオチも……。