“ひとりじゃないよ♪”
感じる日本のファンへの愛情
「最後の曲は歌いたくない。とても寂しい」と最後を告げるキュヒョンに会場からは「えーーー」という絶叫。そこはお約束の「えーーーじゃないか、えーじゃないか！」で寂しさを笑いに換えると、「最後の曲はSUPER JUNIORの曲。SUPER JUNIORのライブでは1回しか歌っていない曲です。でも、歌詞がSUPER JUNIORとE.L.Fのことを歌っているようでいいんですよ」と言うと、「この曲の“ひとりじゃないよ”っていう歌詞が、何故かメンバーの間で流行ったんです。ひとりでドラマを見ている人がいると“ひとりじゃないよ♪”って歌い出すっていう」という逸話も披露し、『Way』でアンコールを締めくくった。
バンドメンバーやダンサーと最後の挨拶をして、キュヒョンがひとりステージでファンに手を振っていると『Celebration～君に架ける橋～』が流れ、ファンやツアーを支えてくれたスタッフから「お疲れ様でした」のメッセージVTRが流れ出すというサプライズが！
ニコニコしながら映像に見入るキュヒョン。「今回のソロツアーのために、見えないところで頑張ってくれたスタッフのみなさんにも大きな拍手をお願いします」と改めてスタッフに感謝すると、会場を埋めたファンと一緒にキュヒョンの「SUPER JUNIOR オエヨ！」の声に「ウリヌン E.L.F（エルフ） エヨ！」と応えるSUPER JUNIORとE.L.Fの絆をつなぐ挨拶で記念撮影。
「また会おうね」と言いながら雑貨屋「Knick Knack」の看板を「CLOSE」に変えると、キュヒョンは「シャワー浴びて、僕のことを想いながらゆっくり休んでください。みんな、大好き！」と投げキスをしながらステージを後にした。
個性的なメンバーが大勢いるSUPER JUNIORの中で、歌担当として音楽面を支えるキュヒョン。彼が得意とするバラードの歌声はその世界観に一瞬で引き込まれ、サスガのひとこと。しかし、日本での初ソロツアーではバラードだけではなく、心温まる日本ソロシングル曲や日本語カヴァー曲など多彩な歌やダンス、そして愛が感じられるファンサービスやウィットの効いた日本語でのトークもを存分に披露してくれた。
世界中を飛び回るSUPER JUNIORの活動、そして韓国で引っ張りだこのバラエティやミュージカルという忙しい時間の中でこれほど素晴らしいツアーを準備してくれたのは、日本のファンを愛してくれているからだろう。ソロ歌手として、感動的な歌声で観客を魅了したキュヒョン。「もっと日本に来る機会が増えそう」という彼の言葉に、この歌声が再び聴ける日が遠くないことを期待させた。
