2020年義務教育化、幼児にもプログラミングを
スマホ全盛時代の今、日本でも2020年より義務教育でのプログラミング教育の必修化が検討されています。
それにともない、昔の“読み・書き・そろばん”に代わるものとして、子供向けのプログラミング教育の熱も高まってきました。
『Scratch』や『マインクラフト』を使った小学生向けのプログラミング教室だけでなく、幼児向けのロボットプログラミング教室も増え、生徒数も増加しています。
とはいったものの、家庭ではどんなふうにプログラミング教育を行ったらいいのでしょうか?
そのひとつの答えが、プログラミングを意識せずに遊んでいるうちに仕組みを学べる“プログラミングおもちゃ”です。
3歳から学べる“プログラミングおもちゃ”も発売
“フィッシャープライス”のブランドで知られるアメリカの玩具メーカー、マテル・インターナショナルが発表した『プログラミング・ラボ コード・A・ピラー』は、幼児でも遊びながらプログラミングの基礎を学ぶことができるもの。東京おもちゃショーにて日本初お披露目となっています。
『プログラミング・ラボ コード・A・ピラー』は、8個の関節パーツと頭のパーツがセットになったイモムシ型のロボット。この関節パーツには、それぞれ「直進する」や「90度右に曲がる」などの命令が組み込まれており、頭部のパーツとつなげることにより、イモムシがそのとおりに動くというわけです。
パーツはUSB接続で好きな順番でつなげることができ、その順番によって、イモムシの動きが変わってきます。
頭部と胴体のパーツは色分けされていて、緑は「約90センチ前進する」、黄色は「右に90度曲がる」、紫は「止まって音と光を出す」など、子供にも分かりやすくなっています。
子供たちは、「どのパーツを使えばまっすぐ進むんだろう?」ということから始まり、さらに「右側に曲がった場所で止めるには、どんな順番でつなげればいいのか」といったパーツの組み合わせまでを次第に考えていくようになります。
もちろん、小さい子供であれば単純につなげて遊ぶだけでもオーケー。
イモムシの目が光りながら、ゆっくりと進む姿はとってもかわいらしく、幼児のおもちゃとしても最適です。