上の子と下の子の年齢が離れているきょうだいは、「子育てを2回する」と言われることがあります。

しかし、まだ妊娠中の方や、赤ちゃんが生まれて間もない方にとっては「子育てを2回するってどういうこと?」と疑問に思うかもしれません。

 漠然とした表現でわかりにくい「子育てを2回」が、具体的にどういう意味なのか詳しく解説します。

衣類、おもちゃ、バウンサーなど、ベビー用品を買いなおす

きょうだいが生まれた時のために、上の子が使用していた肌着やおもちゃなどを保管しておいている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、下の子と年齢が離れていると、何年も保管していた上の子のベビー用品が黄ばんでいたり、シミができていたりするものです。そうなると、新たにベビー用品を買いなおさなければなりません。

2人目のことを想定して、きれいな状態で保管していれば買いなおす必要はないかもしれません。ところが、年齢が離れているきょうだいの場合、予想外に赤ちゃんを授かった方や、すでにベビー用品を破棄してしまったために新たに買いなおさなければならない人も多いです。

衣類やおもちゃに限らずベビーカー、ベビーゲートなどの比較的大きなベビー用品を買いなおすことも。

こうしたベビー用品は下の子と年が離れていなければ、おさがりを使い続けられますが、買い直しを求められる年の差育児の場合は、ここで「2回目の子育て」を迫られることになるのです。

テレビやレジャーなど、赤ちゃん向けの娯楽が再び増える

赤ちゃんが好きなアニメと言えば「アンパンマン」や「いないいないばあっ!」などが思いつくかもしれません。上の子が大きくなると、幼児向けのアニメには興味を示さなくなり、自然とテレビで見なくなりますよね。

下の子が生まれたら、再びこうした赤ちゃん向けのテレビを見始めることになります。それまで、上の子が好きなアニメや、親が好きなテレビを見ていたのが、赤ちゃんが生まれたことで赤ちゃんが好きなアニメを見る機会が増えるのです。

テレビ以外にも、ベビーマッサージや赤ちゃん撮影会など、一度は遠のいていた赤ちゃん向けのイベントにも足を運ぶ機会も増えていきます。

こうしたイベントには必ず行く必要はありませんが、イベントの告知がそれまで以上に目につきやすくなり参加を検討する機会が増えることでしょう。