二人目は欲しいけれど、今以上に家事や子育てが大変になるのではないか、と二の足を踏んでいるママもいるのではないでしょうか。特に、夫が仕事に忙しくてあまり家のことをやってくれないと、ますます気が重くなりますよね。

ですが、大変なことはあっても、二人目の誕生はやはりいいものです。一人目の子どもにとっては、自分が兄、もしくは姉になる一大イベントですし、一時的に赤ちゃん返りしたとしても、きょうだいがいることで生活はよりにぎやかに楽しいものになるでしょう。

二人目がうまれてからの生活を楽にするためには、一人目の子どもをママの右腕に仕立てておくことが必要です。パパには悪いですが、忙しいパパよりも一緒にいる時間が長いのですからね。

そのためには、どんな習慣をつけておくべきなのでしょうか。

二人目がうまれたときに子育てがうんと楽になる、一人目につけさせたい習慣

1 身の回りのことはなるべく自分で

2歳でお兄ちゃんになった知人の子どもを、数時間預かったことがあります。

その子とうちの下の子を一緒にお風呂に入れさせたのですが、その子がひとりでシャンプーができることに驚きました。おそらくおうちではママが下の子に手がかかるため、自分でできるようになったのでしょうね。2歳でもできるんだ、という驚きと、自分の子に対してはやらせようともしなかったな、と反省しました。

シャンプーだけでなく、少しずつ自分の身の回りのことは自分でできるように育てていきたいですね。

たとえば歯磨き。洗面所に踏み台を置くなどすれば、自分で歯ブラシが取れますから、食後には歯磨き、とセットにして、自分でやらせる習慣をつけさせましょう。ただし、仕上げはママがしてあげてくださいね。

着替えも、服を自分で選ぶところからやらせれば、だいぶ自主性がうまれますよ。シャツが後ろ前でも、ボタンのかけちがいがあっても、目をつぶってしまいましょう!

大事なことは、子ども自身が、自分でできることが増える喜びを感じることです。結果的に、そういったことがママの仕事が減ることにつながります。

一人目の子どもの年齢がもっと上なら、他にも、お風呂掃除やゴミ出しなど、どんどんやってもらいます。このときに、まず、その子どもが手伝ってくれることによってママが本当に助かることを伝えましょう。

そのうえで、ただ指示するのではなく、いくつかの選択肢のなかから子どもに選ばせること。子どもでも、自分で決めたことならちゃんと責任をもってやってくれるものです。

2「おとうと/いもうと係」に任命

きょうだいができて、喜ばない子どもはいません。

あまり小さいと、ちゃんとしたお世話はできませんが、たとえばママが料理などで手が離せないとき、泣いている赤ちゃんのそばに一人目の子どもがついていてあげるだけで、ママはずいぶん気が楽になるのではないでしょうか。