撮影:小林裕和
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藤ヶ谷太輔さん(Kis-My-Ft2)と窪田正孝さんのW主演で話題の『MARS~ただ君を愛してる~』がTVドラマに引き続き映画化。6月18日より公開中です。

今回はヒロイン・麻生キラを演じた飯豊まりえさんにインタビュー。モデルとしても活躍し、ティーンに人気を誇る飯豊さん。本作では辛いトラウマを抱えた難しい役を熱演。まだ十代とは思えない、素晴らしい演技を見せています。

そんな彼女の素顔や、作品の雰囲気とは真逆とも言えるにぎやかな撮影現場のエピソードを聞いてきました!

CGなし!奇跡の夕焼けシーンは必見!

――劇中の零にキュンとしたシーンを教えてください。

飯豊:映画で、砂のお城を作ったあと「どんなに大きくて立派でもいつかは必ず壊れてしまうんだね」とキラが言った時に、零が「また作ればいいじゃん。お前が望むなら俺は何度でも作るよ」って言うセリフがキュンときましたね!キラちゃんにはこの人しかいないんだな、と一番感じたところです。

2人にとっては海辺のシーンって本当に濃くて、感情が高ぶるシーンが多かったので思い出に残ってますし、映画はCGなんじゃないかっていうくらい夕焼けがキレイなんですが、あれは実際に奇跡が起こったんです!

それまで曇っていたんですけど、砂のお城を作る撮影をしてたら「あれ?晴れてきたんじゃない?」ってなって、お城を作るのを中断して。手を繋ぐのも台本には書いていなかったんですけど、気付いたら横顔や手を繋いでるシーンが使われていました。あの夕焼けは本当に「藤ヶ谷さん(運を)もってるな~」って思いました(笑)。

――海のシーンは寒かったりしませんでしたか?

飯豊:ほんっとうに寒かったです。すごい着込んでました。衣装の下にカイロを10コくらい貼っていて、ストーブもつけて撮影しました。

――そこで藤ヶ谷さんに助けられたことなどありますか?

飯豊:とっても寒いと思うのに、いつも藤ヶ谷さんはロケジャンを着ないんですよ!ストイックだと思いません!?現場に入ると役に集中したいから、たぶん脱いでらっしゃるんだと思うんですけど。そうなると私もロケジャン着てられないなと気合いが入って。

藤ヶ谷さんはいつも(衣装の)チェックのシャツになっていらして、すごいストイックだな、と思いました。ストーブも2コ用意されるんですけど、両方私に向けてくださったり。優しく良いお兄さんでした(笑)。本当に助けられました。