文系、理系などと言われたりしますが、算数や数学が苦手だったというママも多いのではないでしょうか?
自分が嫌いだとつい避けてしまいますが、算数ができるに越したことはありませんから、子どもには苦手意識を持たせたくないですよね。
そこで今日は『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』の著者で、日本・欧米いいとこどり育児を提唱する平川裕貴が、子どもの算数力を劇的に向上させる簡単なゲームを、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の研究からお伝えします。
ジョンズ・ホプキンス大学の研究
ジョンズ・ホプキンス大学の研究者は、人間や動物には、量に対する直観的な感覚が備わっていると言います。赤ちゃんでもその能力を示すそうです。
例えば、クラッカーを載せた二つのお皿を並べたら、赤ちゃんは量の多い方に引き寄せられます。この量に関する早期感覚を、子どもの数学の能力を向上させるのに活用できることを発見したのです。
この研究のために40人の5歳児が集められました。そして、5分間のコンピューターゲームを行いました。
ゲームは、パソコンの画面に青と黄色のドットを表示します。そのドットの数が、青と黄色のどちらが多いかを一瞬で判断させるのです。
この研究では、子ども達をグループに分け、何人かには、簡単な問題から徐々に複雑なものに移行させ、別のグループには、難しいものからスタートしました。
そして3番目のグループには、簡単なものと難しいものをミックスして与えました。
果たして結果は?
このゲームの後、子ども達の語彙力にはまったく変化はありませんでしたが、算数力のテストでは大きな変化があったそうです。
テストでは子ども達に、数字を逆に数える、数字を筆記、言われている数字の大小の判断、計算の文章問題などに答えさせました。