ただダメというのではなく「ここを直せばOK」と言ってみよう
頼んだ家事育児に問題があったとき、ただダメだと怒るだけではなく、もっと具体的に改善のヒントを与えるのも「パパ育て」のやりかたです。
わが家で先日怒られた例をあげてみます。
お風呂の排水溝の髪の毛キャッチシールの貼り方が悪くて、数日ではがれてしまうと怒られました。妻が貼ると一週間はもつのだそうです。
でもただ怒られても問題は解決しません。
そこで私は「はがれないようにするには何かやり方があるのか」と質問してみました。すると「貼ったあとにしばらく円を描くように圧着するのは当たり前でしょう!」とまたも怒られました。
しかし、私はそんなローカルルールは知らないわけですから、それではがれやすくなってしまうのは当然です。怒られても困るばかりか、むしろ「家事をやって怒られるなら家事なんかやりたくないよ」と思います。
ダメとただ言っても「パパ育て」にはなりません。ダメな状態を改善する方法は何か考えて、具体的なアドバイスをあげることのほうが改善の近道です。
今あげた例であれば「シール貼りだけど、水が濡れていない状態で貼って、10秒くらい押しつけておくとはがれにくくなるのよ」という具体的なヒントをあげてみてください。
家事育児のクオリティアップは細かいちょっとしたことの積み重ねですし、それを共有していくしかないのですから。
ちなみにこのシール貼り問題、次の貼り替えチャンスに言われたとおりにやってみたら、一週間とはいかずとも4~5日はキープできました。私も達成感がありますし、妻も満足してくれました。
クオリティは80%くらいの満足度かもしれませんが、「パパ育て」がひとつでき自分でやらなくてすむ家事がひとつ増えたことになるわけです。
小さなところから「パパ育て」にチャレンジ
実はパパさんも家事育児に関わってみたいと思っているが、怒られるのがイヤで手を出せないのかもしれません。
小さなところからコツコツと「パパ育て」にチャレンジしてみてください。
(まったく家事育児に参加する気がないパパさんの場合は、ストレスがたまったときにブチ切れ気味にとにかくやらせてみることをオススメします)