DVモラハラ男を、見た目で判断するのは難しい。だから、怖いのです。

聖人のような顔をして女性を殴るDV男や、表の顔は優秀なビジネスマンでも一皮剥がせばモラハラ男のケースもあります。

うっかり深い関係になる前に気が付いておきたいものですよね。今回は、DVモラハラ男の隠れた特徴を5つ紹介します。

早めに気づいて! DVモラハラ男の隠れた特徴とは?

1: DVモラハラ男だと気付かせない

DVモラハラ男性と付き合っていた女性に対し「どうしてそんな酷い男と別れなかったの?」と思う人も多いと思いますが、彼女たちは、相手がヤバい男性だと気づいていない場合も多いのです。

実は筆者もそのひとり。20代の頃の経験です。

日々「なんかツライ」と感じる恋愛をしていましたが、当時は恐ろしいことに、相手のモラハラが原因で苦しいのだと気づいていませんでした。

「私が傷つくことばかり言う人」程度の認識でした。思い返せば、精神的にかなり支配され「俺の言うことを聞いていればいいんだ」など、言動も酷いものだったのにも関わらずです。

あの頃の自分には、早く気付いて! 早く逃げて! と言いたいですね。

2: 頼りになる人

筆者が知るモラハラ男は、普段はとても頼りになる人でした。言い方を変えると、男らしいのです。

しかし、その価値観は「俺を頼りにし、俺のアドバイスを素直に聞く人には、できる限りのことをしてあげる。聞かない人は見捨てる」というもの。

つまり「俺の言うことを聞け」という考え方です。この話を聞いた時、素直に怖い人だなと思ったのを今でも覚えています。

3: 一見、寛大で優しい

DVモラハラ男は、常に暴力を振るうわけではなく、また、四六時中、支配的な態度ではありません。逆に、普段は、他の男性より寛大で、優しい男性も多いのではないでしょうか。

筆者の知るDV男は、優しく甘いマスクで、女性によくモテていました。

筆者は以前から、その男性が、酷い暴力を振るうと知っていましたが「なるほど。この顔で笑いかけられたら、優しい男性だと勘違いしてしまうだろうな」と思いました。

しかし、彼の優しさは“この女を支配している状況”が前提にある優しさです。女性が、いざ、その支配から逃れようとすると、暴力が止まらなくなるのです。

さらに恐ろしいことに、普段は優しい男性が暴力的になると、殴られた女性の方に「普段は優しい彼を怒らせ、殴られるようなことをした自分が悪い」と思わせる点です。

筆者の知人の女性は、顔に青あざができ、目が腫れ上がるほど殴られている状態で、DV男のことを「私の悪い部分を正してくれる人。普段は優しいのよ」と言うのです。

DVの恐ろしさを目の当たりにした瞬間でした。