女性でも多い“いびき”。自分自身では分からないものですが、彼や友人と一緒にいる時、飛行機などの長距離の移動中だったら、気になりますね。

「昨日いびきかいていたよ」と指摘されたら、「疲れていたから」「お酒を飲んだせい」で済むのですが、「そのいびきなんとかならない?」と毎晩いびきをかくようなら、何らかの対策が必要なのかもしれません。

いびきは周りの人への迷惑もありますが、睡眠の質も低くなり、日常生活でも疲れが取れにくいなど身体への支障もあります。

今回はいびきを防ぐコツを最新テクノロジーとともにご紹介していきます。

いびきをかきやすい人の特徴は?

誰でもかくいびき。いびきが日常的になりやすい人には以下のような特徴があります。

□太っている、または首が太く短い、二重あご

□下のあごが小さい人

□鼻の通りが悪い人

□口呼吸の人

□仰向けで寝る人

□口蓋垂(のどちんこ)が長い人

 

そのほか、

□枕が高い

□ストレスが多い

□お酒飲んだ時

□体調不良の時

□老化

□疲労が溜まっている時

□食べすぎ

このような場合もいびきをかきやすくなります。

 

首に脂肪がついていたり、あごが小さいといった理由も気道を狭くする原因。また口呼吸は気道が狭くなる傾向があるので、いびきが起こりやすくなります。

お酒飲んだ日の睡眠は、筋肉が緩み、上気道が狭くなるため、いびきが誘発されます。ストレス、疲労が多い時は、疲れを取るため、多く酸素を取り入れようと口呼吸になりやすく、いびきをかくことが多いようです。

いびきを防ぐコツは?

病気以外ではライフスタイルが大きく関係するいびき。いびきを防ぐコツをみていきましょう。

□横向きで寝る

仰向けで寝ると、舌がのどに落ち、上気道が狭まっていびきの原因に。横向きで寝るといびきの予防になります。横向きで寝る場合には、枕を少し高くして上体を起こし気味にして寝ると気道が通りやすくなります。

仰向けで寝る場合も、枕が高いと、気道を圧迫して狭めてしまうので、圧迫しない高さの枕に変えましょう。

 

□口で呼吸しないようにする

朝、喉がイガイガする、乾燥している人は寝ている間に口呼吸になっている可能性があります。口をとめておくテープなども発売されていますが、日頃から口呼吸のクセを直すようにしましょう。鼻詰まりがある人は鼻詰まりの解消が先決です。

 

□食生活に気を配る

食べすぎ、飲みすぎも身体に負担をかけ、いびきの原因になります。とくにアルコールはいつも以上の大いびきをかいてしまうので、いびきをかく人は飛行機やバスなど、長時間の移動の前は控えたほうがよいでしょう。

 

□寝室の温度、湿度

部屋の温度が低すぎると、鼻詰まりしやすくなり、口呼吸のもとになりますし、湿度が低く乾燥していると、粘膜が乾燥し、呼吸しにくくなります。いびき予防には寝室の温度、湿度の状態をよくしておくこと。またこまめに掃除して部屋の埃やハウスダストを除去することも大切です。

 

□肥満を解消

体重が増えてから、いびきをかくようになった、眠る時に呼吸が苦しいといった自覚がある場合は、肥満の改善が優先事項となります。肥満の場合は、いびきによってさらに高血圧や心疾患へリスクが高まるとされているので、無呼吸になっていないかなど、注意が必要です。