「夏はたくさん汗をかくから痩せやすい」というイメージがありますよね。でも実は、夏は他の季節と比べて、最も太りやすい時期なのです!

「夏に太る原因を知っている」人は、3割以下

「夏太り」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。では実際に、夏に太ってしまったという人は、どれくらいいるのでしょうか。

総合マーケティング支援を手がけるネオマーケティングが調べたところ、女性の46%が「実際に夏に太ってしまった経験がある」と回答。

ではなぜ、夏に太りやすいのでしょうか。

その理由について知っているかとの問いに対し、「理由を知らない」と答えた人は、全体の75%以上に及んでいます。

Q.夏に太りやすい理由を知っていますか。「はい」の割合は、女性でも28%にとどまる

 

これらの結果から、多くの人が「知らず知らずのうちに夏太りしていた」ことがうかがえます。

夏はエネルギーを使わない。運動不足や糖質高めのメニューでさらに太る

管理栄養士の麻生れいみ氏によれば、夏は平熱を保つためのエネルギーを使わず、基礎代謝が低くなりがち。

また、暑くて身体を動かすのが億劫になるため、他の季節と比べて運動不足になり、活動量が低下することで、さらにエネルギーが消費されにくくなる傾向があるそう。

また、「そうめんや冷やし中華などの冷たい麺類」や「アイスクリームやかき氷など冷たく甘いデザート」をはじめ、丼類やパン類など、糖質の多いメニュー中心の食生活も、夏太りの要因になるといいます。

Q.他の季節に比べて夏によく摂っていると思う食べ物は何ですか。(複数回答)

夏になると、手軽に作れる一品料理やのど越しのよいメニューが多くなるもの。

それらは含まれる糖質が多く、血糖値が急上昇することによってエネルギーを溜め込みやすい身体になってしまいます。

また、睡眠不足やエアコン生活による自律神経の乱れが、脂肪の代謝低下も招きます。