アーティストによるライブは心地よいBGM

ペリエラウンジと隣接したステージエリアでは、焚火台が数台置かれ、みんな棒に刺したマシュマロを焼いて楽しんでいる。

入場時に、マシュマロの入ったBOXと長い串が手渡されるので、みんながマシュマロ焼きにチャレンジできる。BOXの中にはクッキーとチョコも。

焼いてとろけたマシュマロをクッキーの上に乗せて、さらにチョコレートをトッピング……という合わせ技で、甘~いデザートも作れる。これがサクサクとふわふわの食感でおいしい!

まったりと過ごしつつ暮れていく空を堪能。アーティストのライブが始まる時間になった。

といっても、「ウェーイ!!」(再び偏見)と盛り上がるわけではない。音楽をじっくり聴きたい参加者が、ステージ前のベンチに集まって、心地よい歌声に耳を傾けるひととき……。

個人的にとても楽しみにしていた、元テラスハウスの卒業生でありシンガーソングライターの住岡梨奈さん。

可愛らしい声で、切ないラブソングを歌いあげる。テラスハウスの卒業ソング「言葉にしたいんだ」も披露。当時の番組を思い出し、思わずグッときた。

甘い歌声に包まれる会場。この頃には、すっかり晴れてキレイな夕焼け空が広がった。ランタンはあがるだろうと確信。諦めなくてよかった!と小さくガッツポーズ。

会場にはSNS専用フォトプリンター「#SnSnap」のサービスも。撮影の後、「#ランタンフェスト」のハッシュタグをつけて、Twitter、Facebook、InstagramなどSNSで拡散すると、パッドに写真が表示され、選択するとその場でプリントできるというもの。

デジタルだけでなく、リアルでプリントできるので記念にもなっていいし、ちょっとした行列ができるほどの人気ぶりだった。

気づくと、すっかり日が落ちて、火の灯りがくっきり見えてくる。

ファイアーショーが始まり、ステージ付近はいよいよ盛り上がる(しつこいようだが、盛り上がるといっても「ウェーイ!!」ではない)。

3人のアーティストによる息のあった炎のパフォーマンスは、とっても幻想的。火の揺らめきに思わず魅入ってしまう。

火の舞いをじっくり鑑賞し、静かに感動。焚火台の火、ダンスの火、ランタンにつながる火の演出を、十分すぎるほど楽しんだ。

たとえランタンが打ち上げられなくても、とてもいい時間がすごせた!と思えるくらいの充実度だった。