自分の老後について、現時点で具体的に考えているママ世代は、どのぐらいいるでしょうか。
少し前に、介護に関するツイートと漫画が波紋を呼びました。
それは、れのれの@単行本出てるよ(@renoreno0802)さんの、「子供は介護道具じゃないです」というもの。
子供は介護道具じゃないです pic.twitter.com/0dkqzeNmV8
— れのれの@単行本出てるよ (@renoreno0802) 2016年8月4日
漫画のなかで主人公は、近所の人から「早く産んでおかないと将来どうするの!」「自分たちの世話を誰がするのよ!」と非難されます。
このような口ぶりに、多くの人が違和感を覚えるのではないでしょうか。
これまで、両親や年配の親戚から「私たちの介護はよろしくね」「あなたも子どもがいると、老後がラクよ」などと言われてきた人も多いのではないでしょうか。
理由は、平成12年に介護保険制度がスタートするまで、「親の介護は家族がするもの」という考え方が当たり前だったから。
そのため私たちの親世代は「子どもに頼るのは半ば当然の権利」と考えている人が多いように見受けられます。
では、私たち世代は、自分の子どもに対してどのように考えているのでしょうか。
また、独身の女性は自分たちの老後、そして既婚者や子持ちの女性の老後をどう見ているのでしょうか。
“自分の老後は自分で見る”と考える人がほとんど
漫画の4コマ目には、「自分たちの老後は、自分たちの貯金でまかなう。子どもに頼ることはない」とあります。このように考えている人が大半なのではないでしょうか。
コメントにも、れのれのさんに賛同する声が多く見られました。
例えば、「産もうが産むまいが老後の人生は自分で面倒見る」といったものや「貯金は大事。施設に入るのにかなりかかるし、介護認定されないと入れない」など、私たちの親世代とは違い“自分の老後は自分でやる”という意識の高さが目立ちます。
また、介護施設への入居についてなど、具体的な予測を立てている人もいるようです。
これらは「親である自分たちがいちばん、子どもの人生の邪魔をしたくない」という思いからですよね。
だからこそ、いまからコツコツと蓄える。私たちの世代の多くには、こうした思いが共通してあるようです。