毎朝お子さんを起こすのも親の役割というものの、まだ眠たがる子供を起こすのも一苦労ですよね。

どんな風に工夫されていますか。

私たちの体は、寝ているときはリラックスモードの副交感神経が優位に働いています。

起きてから、スムーズに活動モードの交感神経が働けば目覚めも良くなりますが、副交感神経が優位だと目覚めも悪くなってしまいます。

そんな体のリズムを考慮すれば、意外にも簡単に目覚めがよくなるかもしれません。

今回は、朝なかなか起きない、寝起きが悪い、と思ったらまず試してみたい、子供の目覚めをよくするための朝の工夫を5つご紹介します。

寝起き改善策1:光の工夫

お子さんが起きる時間に、カーテンを開けて、太陽の光を浴びさせるようにしてみてください。

太陽の光を浴びると体内時計をリセットする働きとともに、交感神経を優位にしてくれる働きがあります。

また、光を浴びると睡眠ホルモンである“メラトニン”が体内から減少して浅い眠りとなり、目覚めを良くしてくれます。

実際、季節による睡眠時間の変化を調査した研究では、日照時間(=明るい時間)が長い夏よりも日照時間が短い冬の方が、睡眠時間が平均で30分以上長くなることも分かっています。

もし、雨や曇りの場合は、部屋の電気を最大限につけて室内を明るくするのもいいですね。