基礎体力を高めるトレーニング

運動能力を上げるには、基礎的な筋肉をつける運動、肩甲骨や股関節などの柔軟性を高める運動、からだの軸を安定させる体幹トレーニングなどにより、基礎体力を上げることが大切。

以下の方法は一例です。親子でぜひやってみてください。結構いい運動になりますよ!

【上半身】

■肩甲骨のストレッチ
合掌のポーズのまま両手を上に伸ばす⇒ひじを曲げながら両手をおろす(Wの形)⇒両腕を後ろに引いて胸を開く。または、背泳ぎの動きをゆっくり行う。

【体幹】

片足立ち
両手を広げ、片足立ちでバランスをキープ。反対の足も同様に。片足相撲、じゃんけんなどをしても。

クランチ(腹筋運動)
仰向けになり、ひざを曲げる⇒お腹に力を入れながら上体を起こす

【下半身】

■ランジ(股関節を柔らかく、足腰を鍛える)
両手は腰に、片足を大きく前に踏み出しひざを曲げる。反対の足も同様に。

【ストレッチ】※運動後やお風呂上がりに

モモの表、モモの裏、脚のつけ根、腰、お尻、足裏などを、痛くない程度に伸ばす。

【全身の筋トレ】※廊下での移動時に

ハイハイ(四つん這い)歩き
肩関節と股関節を安定させる効果も。

すばやく動く練習※お散歩や通勤・通学がてら

ライン変更:鋭いステップで横に移動、ラインを変えて前に進む
まっすぐ走る⇒左足を踏ん張って右に移動⇒まっすぐ走る⇒右足を踏ん張って左に移動⇒…

方向転換:軸足を中心に回転して進行方向を変える
まっすぐ走る⇒左足を軸に90度回転⇒まっすぐ走る⇒右足を軸に90度回転⇒…

バックペダル(後ろ方向に走る)
まっすぐ走る⇒後ろに進む⇒まっすぐ走る⇒後ろに進む⇒…

なお、ストレッチはよいのですが、あまり寝る前に激しい動きをすると眠れなくなりますのでご注意。

おまけ

短距離走を早く走るには…?

いろいろな説があり、それなりのトレーニングも必要ですが、とりあえず運動会前に見るだけでも効果があるかも!? 『「子供の体力向上」ホームページ』をご参考ください。

<参考>
運動神経がよくなる「からだ遊び」―小学校入学までに差がつく!』中村和彦/PHP研究所
子どもの運動神経をグングン伸ばす スポーツの教科書』監修 中野ジェームズ修一/KKベストセラーズ
どんな子も運動神経が必ずよくなるトレーニング』監修 ワイズ・スポーツ&エンターテイメント 山本晃永 川島浩史

ライター/女子栄養大学 食生活指導士1級。学生時代からさまざまな体調不良に悩まされたこともあり、健康的な生活習慣について学び始める。現在は専門家を中心に取材活動を行い、おもに食、健康、美容、子育てをテーマにした記事を発信。乗りもの好きな1男の母でもある。