ジョニー・デップとティム・バートンのタッグで世界的大ヒットを記録した『アリス・イン・ワンダーランド』から6年。
美しくも不思議な世界観や映像美がさらにパワーアップした新作として、2016年7月に公開されたばかりの『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が、早くもデジタル配信とMovieNEXで登場します。
本作はアリスをヒロインとする物語ながら、キーパーソンとなるのは、イカれた帽子職人「マッドハッター」。
今回は、人気キャラクターとして定着したマッドハッターに注目!
前作と新作を比べながら、あらためて彼の魅力をチェックしていきましょう。
ジョニー・デップ演じるとにかく“マッド”なキャラクター
『アリス・イン・ワンダーランド』時代のマッドハッターは、物語の舞台となるアンダーランドの「白の女王」の帽子職人です。
話すことは支離滅裂で、“イカれ帽子屋”の名にふさわしいマッドっぷりが印象的なキャラクター。
ファッションは帽子職人らしく立派なシルクハットをかぶり、大きすぎる蝶ネクタイが特徴。
そして何よりも目を引くのが、白塗りフェイスに施されたインパクト抜群のメイク!
カラフルに彩られた目の周りや瞳の色、まつ毛を1本ずつ描きこんだような白ライン、極めつけは、まるでカニのように左右に広がったオレンジの髪の毛…思わずギョッとするようなビジュアルですが、ジョニー・デップが演じるとチャーミングに見えてしまうから不思議!
ちなみに映画の舞台となるアンダーランドは、実はアリスが幼いころに訪れたことのある不思議の国でしたが、暴君「赤の女王」に支配されており、住人たちは赤の女王と怪物「ジャバウォッキー」を倒す救世主こそがアリスだと信じていました。
しかし、白うさぎに導かれて久々にアンダーランドを訪れたアリスを、住人たちは「これはアリスじゃない」と全否定。
そんな中でマッドハッターだけが「君はアリスだ」と認め、アリスの味方になってくれるのだ。実はめちゃめちゃいいやつ…と思いきや、「ファッターワッケン」という腰や頭や足を360度ぐるぐる回転させるダンスが得意、という常人離れした特技を持っていて、やっぱり“マッド”に変わりはない!?