『アナと雪の女王2』で新たに登場する、エルサ&アナの美しい衣装の数々。
それぞれの特徴、制作陣のこだわりやトリビアなど、衣装の魅力と共にご紹介します。
前作よりも手が込んだ衣装の数々
『アナと雪の女王2』における衣装制作は、かつてないほど手が込んだものになっています。
本物の布地で作るように、1つ1つのパーツが組み立てられ、キャラクターの体に纏わせる手法が取られました。
前作でも特徴的だった北欧の伝統的な装飾モチーフ、ローズマリングも、全て1つずつ手で刺繍されているとのこと!
また前作から3年の月日が経っており、難しい問題に立ち向かうストーリーの内容も考慮され、全体的に前作より大人っぽいデザインで仕立てられています。
あたたかな色味が特徴! 収穫祭のドレス
物語の冒頭で披露される、収穫祭のドレス。
アナが身に着けているベージュのドレスは、後ろにボリュームを持たせたスカートが特徴です。
中に骨組み入りのコルセットを着用した想定で、側面をすっきりさせ、前はあまり膨らませず、それによって後ろのボリュームが際立つデザイン。
ドレスにのせられた麦の模様も、刺繍の一針一針が曲線で描かれています。
こうした細かい作業のおかげで、どの衣装よりもリアルに見えますよね。
細かいパープルとの組み合わせで、大人っぽさを残しつつも柔らかな印象が特徴的。
収穫祭らしく、麦のヘアアクセサリーもポイントになっていて、良いですね。
エルサが魔法でデザイン!
エルサの服は、彼女自身が魔法で作り出したという設定!
エルサの美的感覚を反映させつつ、全て氷で出来ていながら、実用性も兼ね備えた優れもの。
このドレスは、秋の収穫祭に合わせて色彩が少し変えられています。
あまりあたたかみの強すぎる色だと、途端にエルサらしく見えなくなってしまうので、彼女が着られる範囲の最もあたたかな色味として、グレーがかったラベンダー色が選ばれました。
サイドでかっちり止まった上半身のデザインで、女王らしさも表現されています。
美しいナイトウェア
ジェスチャーゲームや、「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」歌唱シーンで観られるドレスは、あれだけ優雅で美しいデザインながら、実はナイトウェア。
アナは幼少期に着ていたものと似た服を身に着けており、なんだかほっこりします。
子どもの頃から手放せないタオルケットやぬいぐるみなど、安心して寝られるお気に入りの寝具って、長く使いたいものですよね。
エルサのナイトガウンは、デコルテが綺麗に見える、Vネックの胸元が特徴的。
少し暗めの赤紫色も良く似合っており、ナイトガウンの上に重ねられた透け生地が、夜の光の中でキラキラと輝きます。
「エルサは普通の人とは異なる輝きを持ち、常に光ときらめきを放っている」という設定が反映され、登場する衣装全てにオーガンジーやスパンコールなど、光を反射するものが必ずあしらわれているそうです。