『クザリアーナの翼』の舞台は、もう二度と、同じ人たちと同じ作品をやることはないから。だから、“あのときは楽しかったな”とか“さみしさ”とか、名残惜しい気持ちがあって。
でも、SKEの現場に行くのは初めてだったから、舞台が終わっても、その余韻に浸る間はなかったんです。だけど、“皆が集まることは無理でも、それぞれの人と仕事できたらいいな”とは、思ってました。
地球ゴージャスさんのお2人とは、舞台が終わってからも、私が落ち込んでいたときに偶然会えたり、大きいライブがあるときには必ずお花をいただいたり。大切なときにはいつも、そばにいてくれる感覚があって。
だから地球ゴージャスが終わった後は、“思い出に浸る”というよりも、 “お2人のためにも、更なるステップを踏んでいかなきゃ”って。“熱い気持ち”で終わっていました。
でも、今回はちょっと違って。再演はあるとはいえ、“ああ! 終わった!! ”っていう感覚です。
稽古中も全てがスムーズに進んでいたわけではなくて、初演を終えるまでの“葛藤”は、私だけじゃなくて、皆それぞれにあったと思うんです。
だから、千秋楽が終わった後の打ち上げは、「とりあえずだけど初演が終わった。よかったーーー!!」っていう気持ちが、その場にあふれてました。
ーー共演した皆さんとの交流は、まだまだ続いているようですね。
そうなんです! このあいだ、平方元基さんのミュージカルを観に行きました。
ーー宮野さんと一緒に観劇した写真がSNSにアップされてましたね!
イズミル役のお2人と出会えたことは、喜びでしかなくて。年齢も近くて、お2人は、私の本当のお兄ちゃんと年齢も一緒なんです。元基さんが5歳上で、マモさんが7歳上。だから、私との年齢差も一緒!
ーーそれは本当に偶然!
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