主催者インタビュー

企画・立案を行うクリエイティブディレクターの浅岡裕季さんにお話を伺った。

――『うさぎしんぼる展』開催のきっかけは?

浅岡さん(以下、浅岡):たまたま知り合いの編集者にうさぎ好きな人がいたんです。その方と話しているうちに、ちょっとおもしろそうだからやってみようと思ったことがきっかけです。

『ねこ休み展』と同じで、本格的なプロの写真家さんから、SNSで人気のアマチュア写真家さんまで幅広い方に出展いただきました。

――見どころを教えてください。

浅岡:立体作品ですね。こちらはあおきさんの作品なんですけど、実は、代官山で開かれた個展でも展示されていて今回は2回目なんです。

しかし、針金の中の写真はその時とは違い全て新作です。こんなに大きい作品をウチの会場で置くことは基本的にないので、そういう意味ではかなり楽しんでもらえる作品だと思います。

あとは、モキュ様ですね。モキュ様のように、自分の家族として迎えられている飼いうさぎの写真は、やっぱりすごく愛情が伝わってくるんですよ。これだけの世界観がある写真は魅力的です。

それだけ細かいところまでこだわってImaiさんも撮ってらっしゃいますね。

今回はモキュ様の動画を見られる『モキュ様シアター』も開催しているのですが、シアターの内装も今井さんにディレクションしていただいています。そちらも大変こだわっていますよ。

――これから『うさぎしんぼる展』に来られる方へメッセージをお願いします。

浅岡:基本的にはかわいいうさぎですが、今回、あえて“しんぼる”という名前を付けたのは、作家さんのシンボリック的な写真を展示することで、かわいいとは違う部分を感じてもらえればと思ったからです。

なので、いわゆる自分のしんぼる的な写真がこの中にあるのか、見つからないのかっていうのも楽しんでもらえればいいですね。

あとは、今まであまりうさぎに触れたことない方もこの展示をきっかけに、うさぎの魅力を知ってもらえればと思います。

ねこブームの裏で密かに人気のうさぎだが、ここまで作品数の多い展示は珍しい。

日々の自然な仕草から、洋服を着て人間さながらのポーズまで、アーティストの個性を生かしたさまざまなうさぎが見られる『うさぎしんぼる展』。モフモフ&モキュモキュのうさぎに癒されたいという人はぜひ足を運んでみてはいかがだろう。

自分のしんぼる的うさぎが見つかるかもしれない。

取材/舟崎泉美

会期延長決定!『うさぎしんぼる展』

2016年 10月7日(金) ~ 11月6日(日)
11:00~19:00
休館日:月曜日

<会場>
TODAYS GALLERY STUDIO
(東京都台東区浅草橋5-27-6 5F)

<入場料>
500円/3歳以下は入場無料

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