2020年に見ておくべき映画、厳選25本！【洋画編】

伝説の1作となる5本

『ペット・セメタリー』1月17日(金)公開

原作者のスティーブン・キング自らが、内容の恐ろしさから出版をためらった問題作『ペット・セメタリー』。

1989年のメアリー・ランバート監督による映画化、1992年の続編の公開を経て、『ホリデイズ』『セーラ 少女のめざめ』などのホラーで知られるケヴィン・コルシュ＆デニス・ウィドマイヤーが新たな設定で恐怖の世界を再構築。

娘を事故で亡くした医師ルイス（ジェイソン・クラーク）は、死者がよみがえるとされる墓場を前に……。

『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』1月24日(金)公開

『未来世紀ブラジル』『フィッシャー・キング』の鬼才テリー・ギリアムが、構想から約30年、ロケ地変更や機材流出、俳優降板や資金・権利の問題で撮影開始から約15年の間に9回もの企画頓挫を経ながらも完成させた悲願の大作。

仕事の熱を失ったCM監督のハビエル（アダム・ドライバー）が、かつて映画の主役に抜擢した靴職人で自分を騎士だと信じる老人トビー（ジョナサン・プライス）と『ドン・キホーテ』さながらの冒険の旅に出る。

『地獄の黙示録 ファイナル・カット』2月28日(金)公開

ベトナム戦争下の狂気を描いたフランシス・フォード・コッポラ監督の『地獄の黙示録』(79)が、再編集とデジタル修復を経てコッポラが「最も満足できるバージョン」として公開へ。

オリジナルは、コッポラが私財を投げ打って製作。CGは使わずに生の迫力で戦争がもたらすものを描き出し、第32回カンヌ国際映画祭パルムドール、第52回アカデミー賞撮影賞などを受賞している。

マーロン・ブランド、マーティン・シーンらの怪演も再注目だ。

『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』4月10日(金)公開

『007 スペクター』から約5年ぶりとなる『007』シリーズの第25弾。

日系アメリカ人のキャリー・ジョージ・フクナガ（『ジェーン・エア』）が監督を務め、主演は本作が5作目のジェームズ・ボンドとなるダニエル・クレイグ。

諜報の世界から離れていたボンドが、誘拐された科学者を救出するミッションの中で過酷な戦いに挑んでいくことになる。クレイグのボンドはこれが最後になると言われているだけに、その活躍を目に焼き付けたい。

『トップガン マーヴェリック』7月10日(金)公開

1986年の名作『トップガン』(トニー・スコット監督)の続編。

トム・クルーズが、米軍のエースパイロットで、今作ではパイロット養成機関“トップガン”の教官となる主人公マーヴェリック役で再び主演を飾る。

ライバルのアイスを演じたヴァル・キルマーも出演するほか、マイルズ・テラー、エド・ハリス、ジェニファー・コネリーらが共演。

『オブリビオン』でもトムと組んだ『トロン:レガシー』のジョセフ・コシンスキーが監督を務める。