年々、疲れやすくなった、むくみや寒さが気になる、痩せにくい、ということはありませんか。

女性の8割はなんらかの冷えの症状があるといいます。

病気ではないけれど体調がいまいち、というのは冷えが関係しているかもしれません。

体質だから、年だからと放置すると、ひいては病気のもとになってしまいます。

これからますます寒くなってくるこれからの季節、冷えを寄せ付けないファッションのコツをご紹介していきます。

体の冷えで起こるプチ不調

体が冷える原因には、食事の量が少ない、冷える食材が多い、胃腸が弱い、筋肉量が少ないといったことがあげられます。

またエアコンのある生活で季節の気温差を感じにくく、自律神経が乱れたり、ストレスによってホルモンバランスが狂ったりすることも大きな要因です。

冷えると、血行が悪くなり、むくみやだるさを感じます。代謝が下がるので、太りやすくなったり、顔色がさえなかったり、さらに肩こりや腰痛、頭痛といった体の痛みに拍車がかかる状態に。

手先、足先が冷えて眠れない、内臓が冷えて、お腹を下したり、逆に便秘が続いたり…。

冷え症の自覚がなくてもお腹、お尻を触ってみるとひんやりしていませんか。洋服の着方次第で体は冷えやすい状態に置かれてしまうのです。

ファッションは一にデザイン。女性の体を美しくみせるものの、体を保護するための素材選びやデザインにはなっていないのが普通。

とはいっても、冷え対策のために特異な格好をしなければならないわけでもありません。オシャレ感を捨てることなく、小さな心がけで冷えを遠ざけることができます。

冷えを防ぐファッションのコツ

腹部に一枚

お腹から腰部は冷えやすいですが、もっとも冷やしてはいけない部位。温かな日でも腰までカバーするインナーを中に一枚着るのが基本。

汗を吸う天然素材を選んで、汗ムレによって冷えないようにも注意しましょう。

インナーが短い時は薄手の腹巻を活用して。黒やグレージュといったカラーなら洋服とも合わせやすく重宝します。

ボトムスの下にもう一枚着る

冬場でも足元はタイツだけというコーデは下半身が冷えやすい典型的な着方。下半身は熱を生みだす筋肉が多いので、下から温めると上半身も温まってきます。

特にスカートにタイツという組み合わせでは、脂肪の多いお尻が冷えやすく、骨盤周りの血流にも影響します。

ボトムスの下にはショートスパッツなどでカバーすると○。ショート丈のスパッツをボトムスの長さに応じていくつか持っておくと便利。秋に素足の時もお尻周りは冷えないようにしましょう。