Instagramで6500件以上の投稿があつまっているという話題のタグ「#づんの家計簿」。
その書き方を知りたい! との声から生まれた『楽しく、貯まる「づんの家計簿」 書きたくなるお金ノート』も出版され、今大人気となっています。
とにかく書き出すだけ。節約を意識している訳でもないのに、毎日の出費が2/3に減る!?
そんな、みんながついマネしたくなる術がつまった「づんの家計簿」。
発案者である著者は、現在3歳、2歳の2児(+1月に出産予定)を育てるママで、島根県で暮らしているづん(@zunizumi)さん。
もともと家計簿が得意じゃなかった彼女が、どうやってこの家計簿を作り上げたのでしょうか? そして、家計簿を楽しく続けるためのポイントとは?
お話を伺いました。
“家計簿”や“節約”に苦手意識があっても大丈夫。
――もともと家計簿は得意だったんですか?
づん:いえいえ、挫折ばかりです! もともと今の夫と同棲していたころは、私も働いていたので財布は別でした。でもお金の問題でけんかをすることがあったんです。
そのとき、どれくらい出費してたか聞かれて、すぐに答えられなかったことが「家計簿をつけよう」と思ったきっかけです。
最初は100円で買った家計簿を使っていました。でも、私にとっては枠が小さかったんです。「一体このスペースに何を書けばいいの?」と、枠のサイズがストレスになっていましたね。
あと他の家計簿でもそうですが、家計簿側であらかじめ設定された項目だと、どうしても使うもの、使わないもので偏りが出ます。それもストレスでしたね。
いつも1カ月で挫折して、1か月後に「やっぱり、やらなきゃ」と思って再開……というループを繰り返していました。
――気持ちが切り替わったきっかけはありますか。
づん:最初の妊娠ですね。
子どもが生まれることをきっかけに、学資保険に入ることにしたのです。
でも保険とか全然知らない状態だったのでFP(ファイナンシャルプランナー)の方とも話をしたりしたのですが、家計の事ですぐに答えられない事がいくつかあって…。
生涯設計をするためには今の状態をちゃんと把握しないといけないということが、そこでわかったんです。
――でも、一応当時も家計簿はつけていたんですよね?
づん:以前の家計簿は、ただ書いているだけで集計していなかったんです。
FPさんとお話した時も、家計簿を見てはいたのですが答えられなかったので、「ちゃんと答えることができるように」と様々な工夫したことが、今の家計簿につながりました。
なので、最初はまったく貯金や節約のためではなかったですね。