別れてしまったけど、元カノに未練がある。よりを戻してほしいとも言えないし、新しく好きな人もできない。そんな状態で何年も過ごしている男性がいます。

現状を変える勇気がないままでは、元カノはどんどん先に進んでしまうし、復縁の可能性は遠ざかるばかりです。

今回はそんな現実すら見えていない「何年も別れを引きずる男性」について、ご紹介します。

現実が見えていない!? 何年も別れを引きずる男性たち

1: 自分は彼女に合わせないけれど……

「元カノが初めての彼女で、俺なりに大切にしていたつもりでした。

お互いオタクなところがあって、マニアックな話で盛り上がれるしひとりの時間も邪魔しないし、“やっぱり趣味の合う人がいいな”って思っていたんですよね。

元カノは誕生日とかクリスマスとかのイベントにこだわる人で、でも俺はそういうのにあまり関心がないからプレゼントとか用意したことがなく、そういうのがストレスとは言われました。

それより元カノとオタクな話ができる日常のほうが俺は大事だったし、合わせてくれないから寂しいって不満を言われたら余計にやりたくなくなって。

ある年のクリスマス、“どうせ彼女のほうから誘ってくるだろう”と思っていたらスルーされて、年末に別れ話をされました。

そこにこだわるなら仕方ないと思って受け入れましたが、彼女にとって俺以外の男とこんな時間が持てるとは思えません。

俺は元カノが一番だし、あっちもそうだと思っているので、そのうち気がついて戻ってくるのを待っています」(26歳/介護)

「ふたりだけの時間」が濃いものであればあるほど、別れたあともその喜びが忘れられずに未練を持ってしまいます。

ですが、自分にとってはそうであっても、元カノも同じかどうかはわかりません。

「あんな時間が過ごせるのは俺しかいないはず」と思うのは自由ですが、別れた原因にまったく目を向けないようでは、元カノはよりを戻したいと思うでしょうか。

自分から復縁を言い出せないのは、「イベントにこだわる元カノに合わせられないから」だそうですが、それでも元カノが戻ってくると思うのは、矛盾していますよね。

元カノは、深い話ができる喜び以上に自分の寂しさを放置されるのがつらくて別れを選んだはず。

そこに気が付かない限り、「俺にとって一番」の元カノはいつまでも振り向いてはくれません。