2: 自分が原因で別れたのに!

「元カノとは、今までも別れたりくっついたりを繰り返しています。

いつもケンカ別れになるけど、意見が合わないし相性が悪いんだろうなと俺は思っています。

でも、元カノのほうから何でもないような連絡が来たら、昔のことは忘れてつい受けてしまうんですよね。やっぱり俺のことが忘れられないんだろうなと思うし。

だから、ケンカして音信不通になっても“どうせいつものように戻ってくるだろう”と俺からは連絡しません。

ただ、今回は彼女からの連絡が遅くて、もう一年経つのにまだ何も言ってこないのが気になっています。

最後のケンカは俺に気になる女性ができたからだったのですが、それも彼女が俺を大切にしてくれないのが原因だし、別れたくないなら努力すればいいじゃないですか。

それから逃げて俺と別れても、どうせ戻ってくるならまず自分が変わってほしいと思いますね」(36歳/公務員)

ケンカ別れから何度も復縁を繰り返すカップルは多いですが、関係が良い方向に進展しないのはふたりに成長がないからです。

「どうせ戻ってくるだろう」と思うと、嫌な終わりになってもその解決をうやむやで済ませてしまいます。

こちらの男性の場合、別の女性に目が向いたのは「そんな自分でも彼女は受け入れてくれる」という甘えがあるから。

復縁を繰り返す悪い習慣が、彼女を大切にしなくてもいい自分を正当化しているのですね。

それを元カノに原因があるとしながら、また戻ってくるはずと思うのもやはり矛盾しています。

一年も経つのに連絡がないということは、別の可能性を考えるべきです。

今回の別れが元カノにどんなダメージを与えたか、自分たちの交際はどんなものなのか、改めて考える必要があると思います。

別れた元カノに未練を持ちながら、自分からは復縁を言い出せずに長い期間引きずってしまう。

こんな男性に共通しているのは、「関係が終わったのは彼女のせいだけど、また戻ってくるはず」という思い込みです。

ひたすら元カノからのアクションを待ち続けても、関係に見切りをつけた女性はすでに新しい恋愛をはじめていることが多く、そんな現実を考えることができません。

待つのは勝手だけれど、それがかなうかどうかは保証などない今の状態に、もっと頭を巡らせるべきだといえます。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line