男の子って、「どうしてわざわざそんなことするの?」って、ママには理解不能なことも多いですよね。

真面目にしてほしいのに、ママの前だとわざとふざけてしまう。

本当はできるのに、ママの前だとわざとやらない。

外ではちゃんとしているみたいなのに、ママの前では甘えてママを困らせたりする。

さてさて、どうしたものでしょうか?

『モンテソーリ教育で伸びる子を育てる』の著者で、日本欧米いいとこ取り育児を提唱する幼児教育研究家平川裕貴がお話します。

原因を考えてみよう

子どもがふざけたり、やんちゃをしたりするのは、構ってほしいというサインです。

もし、おふざけややんちゃや甘えが過ぎるなと思うことがあれば、まずはその原因を考えてみましょう。

・忙しさなどからあまり構ってあげられなかったということはありませんか?

・子どもの話をほとんど聞いてあげられていないということはありませんか?

・自立させたいために突き放し気味ということはありませんか?

・下の子ができたりして、子どもに寂しい思いをさせていませんか?

・子どもが、自分より兄弟姉妹がかわいがられていると感じるようなことはなかったですか?

・子どもに幼稚園やお稽古事などで何かプレッシャーがかかることはなかったですか?

・ママ自身に、何か嫌なことや悲しいことがあって落ち込んだりしていませんでしたか?

もし、上記のようなことで、特に思い当たることがなければ、それが子どもの本質的な性格や特性なのかもしれません。

ふざけるのは、人を笑わせたり、喜ばせたりするのが好きなサービス精神旺盛な性格なのかもしれませんし、甘えるのは、人が好きで愛情深い性格かもしれません。

そういう特性って長所になりますよね。

ふざけるのは男の子の特性かも

長年子ども達を見てきて、幼児期の男の子は、女の子に比べて1~2年精神年齢が低いなあと感じています。

頭がいいとか悪いとかではないですよ。

生活面で興味を持つことが、全然違うんですね。

女の子は、やはりママをよく見ていて、ママの真似をしたがります。

ママのようにできるようになりたいというのが、女の子の目標ですから自立も早いです。

それに対して、男の子は、ママのしていること、いわゆる家事などの生活面の行動にはほとんど関心を示しません。

もちろん、中には家事を手伝いたがる子もいますけど、それが上手にできるようになりたいとかではなくて、ただママの気を引きたいためです。

男の子は、ひたすら、ママの気を引くことだけを考えています。

いつもママに注目していてもらいたいというのが男の子の願いなんですね。