10月に入って20度を下回る日が増えてきて、湿度も徐々に低下してきています。そうすると気になるのが乾燥。乾燥することで喉のイガイガや肌のカサカサなど健康トラブルも起きやすくなります。

また、湿度が低下することで風邪やインフルエンザのリスクも高まります。

そんなときに活躍するのが加湿器

子どものために加湿器を新調しようと思っているママも多いのではないでしょうか。

しかし、加湿器はお子さんを始め、家族に思わぬ怪我や健康害を起こすことも。

今回はこれからの時期大活躍する、加湿器の健康被害についてご紹介いたします。

加湿器が起こす家族の健康被害

実は加湿器が原因で、思わぬ病気になってしまうことがあります。その病気とは、“加湿器病”。

正式名称は、過敏性肺臓炎で、特に清掃を怠ったエアコンや加湿器に生じたカビ類を吸い込むことによって発症するものを換気装置肺炎といいます。

換気装置肺炎(空調肺、加湿器肺)
清掃を怠ったエアコン(空調)や加湿器に生じたカビ類を吸い込むことによって発症します。一般社団法人 呼吸器学会

カビが肺にある小さな空気の袋(肺胞)や最も細い気道(細気管支)の内部や周辺に炎症をおこし、症状は風邪のように、咳、発熱、悪寒、全身のだるさがでてきます。

元々アレルギー体質で、アレルギー反応が激しい場合には呼吸困難になることもある怖い病気です。

特に加湿器のそばで症状が出やすく、そこを離れると症状が落ち着く場合は、加湿器が原因ということもあるかもしれません!

また、その他にも加湿器の蒸気によって火傷を起こすこともありますので、子どものいる家庭では加湿器の利用は十分に注意したいものですね。