低糖質ダイエットは、炭水化物を減らすのが基本
最近話題の低糖質ダイエット。炭水化物の摂取を減らす代わりに、タンパク質や脂質は通常通り摂取するという、空腹感を感じにくいダイエットとして注目を浴びています。
人間の様々な内臓や運動器をコントロールする「脳」は、ブドウ糖をエネルギーにしています。
ですが、炭水化物や糖分の摂取が減ると、人間の体は、積極的に体脂肪を燃やしてエネルギーを得るようになります。
この仕組みを利用したのが、低糖質ダイエットですが、ダイエット中は、タンパク質をはじめ体を維持するのに必要な栄養素を、きちんととる必要があります。
お肉でのタンパク質補給は、現実的に無理がある。注目したい蒸大豆・大豆もやし
タンパク源といえば、まっさきに思い出すのがお肉。たしかに効果的な食材なのですが、ふだん食べている牛肉・豚肉のタンパク質含有量は、おおよそ20パーセント程度です。
また、経済的にも食味的にも毎日食べ続けるのは難しいはずですので、低糖質ダイエットを行う時は、タンパク質をはじめ、栄養のバランスが取れた食品を摂ることが大事です。
その中で、注目したいのは蒸大豆・大豆もやし。
大豆のタンパク質は、100グラムあたり34グラム。つまり34パーセントですから、お肉よりも高たんぱくな食品です。
また、大豆を使ったお惣菜製品を多く販売している「株式会社フジッコ」管理栄養士の大柳珠美氏によると、単に煮ると、水溶性ビタミンや、女性の健康にやさしいイソフラボンなどが溶け出してしまうとのこと。
加えて、大豆を発芽させて作る「大豆もやし」に関して、名古屋大学名誉教授 大澤俊彦農学博士によれば、大豆もやしは、大豆そのままよりも、女性の健康にうれしいイソフラボンが多く含まれているそうです。
料理を工夫すれば、おいしく低糖質ダイエットをサポート
とはいえ、もやしばっかり食べられないんじゃ?……そう思う方もいらっしゃるでしょうね。料理は、バリエーションを増やせば、おいしく楽しく食べられるものです。
特に、加熱調理済みの大豆もやしは、調理の手間がかかりませんから、積極的に利用したいですね。こんなアレンジはいかがでしょう?