健康診断の結果を見て、「コレステロールが高い」と判ったら何をしますか? 何をしてよいかわからず、放置しているという方が多いのではないでしょうか。

糖尿病とは違い、脂質異常症は特に体調に変化を感じないため、関心が薄く、対応も遅れがち。サイレントキラーと呼ばれ、気付いたときには動脈硬化が進んでしまっている可能性もあります。

LDLは女性の場合は女性ホルモンの減少に伴って上昇することが多いのですが、若くても生活習慣によってLDL値が上昇するケースもあります。

男性の場合は30代から50代にかけて増え、40代はおよそ2人に1人が正常値外にあるとされています。ハピママ読者のみなさんは、旦那さんの健康も気になるところですよね。

そこで今回は夫婦でできるLDL(悪玉コレステロール)の上昇を防ぐ生活習慣について見ていきます。

LDLを適正値でとどめておくためにしたいこと

肥満を予防

高血糖や高血圧、脂質異常など生活習慣病のベースは内臓脂肪にあります。

まずは体重を適正体重に戻し、ウエスト周りを引き締めることから。内臓脂肪は体重を落とせば、皮下脂肪よりも先に落ちるので、まずは体重を減らすように心がけましょう。

禁煙

喫煙を続けていると体内の活性酸素が増えて、悪玉のLDLコレステロールは早く酸化し、善玉のHDLコレステロールは減少してしまいます。

また副流煙に含まれる有害物質が動脈硬化を進行させて、血栓ができやくなります。

喫煙をやめると動脈硬化性の疾患のリスクを半減できるといわれています。

お酒を減らす

アルコールは飲みすぎると中性脂肪を増やし、内臓脂肪型の肥満につながります。

アルコールだけでなく、飲むと食欲が増進し、つい食べ過ぎてしまう人は、おつまみにも工夫が必要です。

アルコールは適量を守り、週2日は休肝日を設けましょう。

運動をする

運動には血中脂質を改善して動脈硬化を予防する効果があります。脂質異常症では運動療法が欠かせないものになります。

運動の中でも息が切れない程度の有酸素運動は中性脂肪を減らし、善玉のHDLを増やすことが判っています。筋トレなどの無酸素運動と掛け合わせて行うと効果が倍増します。

日常生活の中で動く機会をつくり、エネルギー消費を増やしましょう。