がんばってるのに、なぜかダイエットがうまくいかない……それには訳がありました!
1年で26kgの減量に成功、超人気シリーズ『やせるおかず 作りおき』の著者である柳澤英子さんに、「ダイエットで陥りがちな間違い」を伺いました。
運動やカロリーカットによる「安心感」に注意
「よくあるのが、ダイエットのために運動して、『一生懸命がんばったから、今日はケーキを食べてもいいや』と、自分にご褒美を出しすぎてしまうこと(笑)。運動しても、糖質の高いご褒美ばかりだと逆に太ることがあります。また、『カロリーハーフ』と聞くと、『倍の量を食べられる』と思って、2〜3倍の量を食べてしまったり……」
「今まで、カロリーをカットするサプリメントなど、かなりいろいろなものを試しました。普通に食事しながら、こういったサプリを飲めば多分痩せると思うのですが、サプリを飲んでいるだけで安心して、いつもより多く食べてしまう(笑)」
ノンオイルドレッシングやカロリーハーフのマヨネーズなどは、油をカットしてカロリーを下げている分、砂糖がたくさん入っていたり、成分のよくわからない食品添加物で作られている場合も。そのため、「ノンオイル」「カロリーオフ」等のラベル表示だけで選ぶのは避けたいもの。
また、使うたびにたっぷりとかけていると、“依存”の落とし穴にはまる可能性があるとも。
商品を選ぶ際にはまず、何でできているか成分を確認。「だしなどを使って丁寧に作られたノンオイルドレッシング」や、「シンプルな原料のみを使用した普通のマヨネーズ」を適量使った方がいいようです。
ヘルシーそうなドリンクも、買う前に「糖分」をチェック
「食事には気をつけていても、飲み物には気をつけていない、という人も多いです。『毎日食事を減らしているのに、なぜか痩せない』という人の手には、“抹茶フラペチーノ”が握られていたり(笑)」
「一見ヘルシーと思える飲み物が、じつは太る原因になっていることもあります。スポーツドリンクには糖分が大量に入っている。野菜ジュースも、糖質が高いものがあったりしますし、できれば自分で野菜を絞って飲んだほうがいいですね。飲み物は一瞬にして身体の中に入っていくので、すぐに血糖値が上がり、太りやすいのです」
食事ではないから、と思って甘いものを頻繁に飲んでいると、「ダイエットの効き目がないどころか、吸収がよくなって太りやすくなる」。
そこでベストな選択は「砂糖が入っていないお茶」。ドリンク類も、買う前の成分チェックは欠かせないといいます。