一口にママ友と言っても、元々の友人が出産をしてお互いママになったケースや、出産した産院の母子教室などで知り合ったほぼ同じ月齢の子どもを持つママなど、出会いや相手の年齢も様々。どうしても日常的に接する機会があるのは、子どもの通っている幼稚園や保育園で一緒のママさん。

特に、少人数の保育園に通っている場合は、毎日顔を合わすのが当たり前かもしれません。毎日会うような間柄だからこそ、気を付けたいコミュニケーションを3つ、ご紹介します。

1.相手から話してこないことは聞かない

園で知り合ったママは、保護者会などで簡単な自己紹介をする機会がありますが、基本的には、年齢や職業などオープンにはされていません。

親しくなると、一緒にランチなどに行く機会ができるかもしれませんが、そこでつい「夫は何の仕事ですか? 」という家族に関することや、「どこら辺に住んでいるの? 」とマンションか持ち家かを聞くような質問は、大NG

自分から夫の職業や、家族構成などを話すおしゃべり好きなママさんもいますが、なかにはシングルマザーとして育児中だったり、義理の両親と同居中など家庭の事情は様々。自分から「実はね…」と話すまで、むやみに質問するのは相手へ悪い印象を与えてしまいます。

また、ママたちの噂で、本人から聞いていないのに「あそこのマンションに住んでいるだって? 」「〇〇の仕事をしているんでしょ」というような、個人情報を聞くのは、ママ友付き合いに限らずマナー違反です。基本は、受け身の姿勢でコミュニケーションを取るように、心掛けて。

2.挨拶やお礼はきちんと会ってする

最近は、ママたちの交流もLINEを使ったグループチャットが主流になりつつあります。しかし、送迎時や、子どもの幼稚園のバスを待つ間など、顔見知りのママさんに会ったら、できれば自分から挨拶するようにしましょう。

例えば、学年が違うママさんでも、下の子が生まれるタイミングが同じになったりと、今後も付き合いが続くかもしれません。実際の友達関係とは違い、相手によっては幼稚園や保育園から小学校と長い付き合いが続いていくのがママ友付き合いの特徴です。

また、ママ友同士の飲み会や、ランチ会などを企画してくれたママさんや、園行事などで役員をやってくれたママさんには、会った時に一言「お疲れ様です」「ありがとうございます」などの声をかけてみては。

いつかは自分もその作業をやるかもしれません。その時に、周りから「ありがとう」と一言言われるだけで、なんだか嬉しい気持ちになりませんか? ママ友付き合いも、普通の付き合いと同じで、面と向かって挨拶やお礼を心掛けるようにすると、スムーズに回っていきます。

例外ですが、絶対に直接会って言うべきな事が一つだけあります。それは「謝罪」。子どもが小さいうちは、うっかりおもちゃを取り上げてしまったり、叩いてしまったりと子ども同士のトラブルがあるかもしれません。

そんな時は、LINEで一言で済ませないで!必ず、送迎時などで会った時に「すみませんでした。怪我は大丈夫でしたか」と相手を気づかうようにしてください。そうすれば、諍いも残らずに済みます。