3:「奥さんの見張り」なんてしたくない!
「友人が不倫していたのですが、のめり込みすぎというか、相手の奥さんの悪口を言うのが嫌でした。
彼氏とは順調なようでしたが、『奥さんに気づかれているかも』ってそればかり気にしていて、だったらやめればいいのにと何度も思いましたね。
さすがにもう無理と思ったのは、彼氏と食事に行くときに『一瞬でいいから、奥さんが家にいるかどうか車を見に行ってくれない?』とお願いされたときです。
要は尾行されるかもって不安があるんだろうけど、そんなことを友人に頼んでまで続ける関係って本当に楽しいのかなと思いましたね。
自分とまったく関係のない家を見張るなんてしたくないし、不倫に手を貸すのも嫌だし、当然断りました。
友人は不満そうでしたが、人にお願いすることの内容をもう一度冷静に考えてほしいと思います」(35歳/自営業)
アリバイ工作とは少しちがうかもしれませんが、「不倫相手の奥さんの見張りを友人に頼む」ことの異常さに気が付かないのでしょうか。
よその家を見張るなど決して気持ちのいいことではなく、まして友人の不倫相手など、関わりたくないと思うのが普通ですよね。
こちらの友人は「助けてくれない」と不満を口にしたそうですが、そんなお願いをしてまで続ける関係にどんな意味があるのか、こちらから問いたいものです。
*
不倫のアリバイ工作など、どれだけ気をつけても完全はありません。
どんな結末になるかわからない不毛な要求に応えてしまうと、後で“とばっちり”をくらう可能性だって少なくないのが現実。
自分の不倫に加担させることに違和感を覚えない気持ちこそ友人を尊重していないのだと、こんなお願いをする人は知っておくべきといえます。