ダブルラリアットでDEZERTとは少しは近づけたのかなー(暁)
――2017年の1月29日に開催されるDEZERT主催イベント「This Is The "FACT"」。各バンドのボーカリストと首謀者である千秋さんの対談企画を5媒体で進めているとのことですが、「ウレぴあ総研」ではDEZERTの千秋さん、アルルカンの暁さんの対談です。
お二方は本イベントに先立って、先日までツアー「ダブルラリアット」で全国をまわっていましたが、いかがでしたか?
千秋:(「ダブルラリアット」は)良かったよね?
暁:楽しかったなあ……、でも「それでええんかな?」っていうか、何が正解かわからへんままというか……?
――始まる前は暁さんの中で「正解」のヴィジョンがあったんですか?
暁:それがないから行って確かめようとした結果、「楽しかった」という。だって最初は千秋も「アンコールもなんもやらん、バチバチで行こう」って話してたのに。
――私はツアー初日の赤坂BLITZを拝見したのですが、本編は両バンドとも良い緊張感のあるステージだったと感じました。アンコールはもうMC長いわ曲始まらないわ千秋さんが人の楽器を奪うわ1時間近くやるわ……。
千秋:名古屋はもっと長かったです!
暁:ちょっと反省してましたよ、可愛かったですけど。
――それで、さきほど「楽しかった」とおっしゃってましたけど、その「楽しさ」は伝わってきました。
アンコールで全員が千秋さんに振り回されてるのもある意味楽しそうでした。
千秋:アルルカンは振り回されるキャラが似合ってたのよ。祥平くんとか面白かったもん。そして暁の不器用さが俺がいることによって「可愛い」になる!
――自信満々に言わないでください。「ダブルラリアット」を経て得たものは、「This Is The “FACT"」とはつながっているのでしょうか。
千秋:ないですねえ。
暁:ことは別でしょうしね。アルルカンにとってはつながっていく部分はありますが。あと「ダブルラリアット」を経て感じたのは、DEZERTのことは前から好きでしたけど、ちょっと掴み所がない距離感を含めての「好き」だったんです。
だから最後の最後で一歩引いておきたいみたいなのがあったんですけど、無くなりましたね。少しは近づけたのかなーと思ってます。
千秋:なんかねえ、「This Is The “FACT”」って、最初のコンセプトは気合い入ってたんですよ。「ヴィジュアル系というカテゴリー云々」とか意気込んでたんですけど。なんなんですかねえ、それにも「飽きる」というか。
――始める前から飽きてどうするんですか。
千秋:ね? 結局「”楽しそうなイベント”でいいやん」っていう結論に至ったんです。ひさしぶりにダブルラリアットでツアー回って楽しかったし、じゃあもう「This Is The "FACT"」なんて絶対楽しいはずなんです。
間違いない! 俺はもうそれでいい! 対談ももうそれでいい!
暁:カカカカカ(笑)。