夫の浮気や不倫が発覚すると、それでも夫婦関係を続けるか、それとも離婚して縁を切るか、選択を迫られます。

ショックや怒りで「絶対に離婚してやる!」と意気込んでも、準備をしていると「本当にいいのかな」と葛藤も出てきますよね。

夫の不貞は確かに悲しいですが、離婚は人生の一大事。

どう向き合うべきか、考えたいことについてお話しします。

「本当に後悔しない道」を考える

1: 浮気や不倫に走ったのは夫の責任

浮気や不倫がバレたとき、反省しない夫の中には「お前が大事にしてくれないから」とか「お前に魅力がないから」など、さも悪いのは妻にあると言ってくることがあります。

もし、本当に夫をないがしろにしていたのなら、健全な夫婦関係を築かなかった非があるともいえますが、それでも浮気や不倫を許していいことにはなりません。

不満があるのならそれを打ち明けるべきだし、別の女性に手を出したくなったらその前に離婚するのが夫婦としての筋の通し方です。

それを放棄しておいて、浮気や不倫を妻のせいにするばかりの夫は、ふたたび幸せな夫婦関係を目指したところでかなうのは難しいことを考える必要があります。

やり直すことを望むなら、やったことを素直に反省し、謝罪する。二度としないと誓う。

それが、夫として誠実な姿だといえます。

2:再構築は本当に「子どものため」になるのか

離婚するかどうかで悩むとき、子どもがいる場合は多くの妻が「離婚したら子どもがかわいそう」「子どものためならこれくらい我慢するべき」など、子どもを理由にして踏みとどまることがあります。

ですが、「母親や自分に嘘をついて別の女性に手を出す父親」との生活が、本当に子どものためになるのでしょうか。

「でも、子どもにとってはいい父親だから」と言っても、本当に我が子が大切ならそもそも家庭をないがしろにしはしません。

浮気や不倫は夫婦の問題であり、再構築する理由に子どもを持ち出しても、それは子どもにとって負担になります。

「自分たちのせいで親は離婚できなかった」とあとで知るほうがショックであることを忘れずにいましょう。

やり直す方向で考えるなら、あくまで夫婦として絆を取り戻すことが可能かどうかを見るべき。

夫としてまだ信じられる、自分も改めて良い関係を築く努力をしたいなど、夫に対して前向きな気持ちが持てるときは、再構築を検討しましょう。