リオオリンピック、卓球団体で銅メダルを獲得した伊藤美誠選手。15歳とは思えない堂々とした姿に感動したという人も多いのではないでしょうか。

実は美誠選手は小学六年生のときに書いた作文に、「私は2016年には、(オリンピックに)出場して、2020年には団体優勝、個人戦で優勝したい」と書いていたのです。

それだけではなく、なんと卓球を始めた2歳の頃から「卓球で世界チャンピオンになる」と口にしていたというから驚きです。

描いた夢を着実に叶えていく美誠さんを支えていたのは母親の伊藤美乃りさん。いったいどんな風に美誠さんを育ててきたのでしょうか?

今回は著書『子供が夢を確実に叶える方法』から、「夢を見つけるためにすべきこと」をピックアップしてご紹介します。

子どもが「やりたい」といったことはすぐに叶える

美乃りさんは、子どもが「やりたい」と言ったことは後回しにせずに、すぐに叶えてあげるということを心がけていたそう。

美誠さんが2歳の終わり頃に「卓球をやりたい」と言ったときも、その日にラケットを買いに行ったといいます。

なぜなら、子どもが自分で挑戦したいと思ったときが一番輝いているから。そのタイミングで欲しいと言ったものを与えてあげないとすぐに興味を失ってしまうといいます。

ただし、美乃りさんは「何歳だろうが、本気でやる」「やるからには、世界一を目指す」という方針のもと、美誠さんに「卓球は練習が必要。それでもやりたいの?」と何度も聞いたそう。

それでも美誠さんは「やる!」と答えたといいます。ですから、その日に自分専用のラケットを手にした美誠さんは大喜び。早速翌日から公民館で本格的な練習をスタートさせたそうです。