わが子の行動に、本気でイライラした経験ありませんか?
「早く着替えなさい!」
「デレビばっかりみてないで!」
「宿題はやったの?」
「忘れ物はない?」
時間がない時にかぎって、全然思い通りに行動してくれない子ども。
悪気はないものの、無邪気すぎる身勝手な行動に思わず本気で怒ってしまった経験のある親は多いはず。そして、そんなふうにガミガミ言ってしまう自分にも嫌気がさしてしまう……。
何度も「これぞ悪循環」と落ち込んでしまった経験も多いのでは。一体なぜ、子どもは言うことを聞いてくれないのでしょうか。
今回は、この理由と子どもが自ら考えて行動できるようになる方法をお伝えしたいと思います。
子どもが大人の言うことを聞かない理由
子どもが思い通りに行動してくれないのは、そもそも大人と子どもでは「時間」の使い方や感覚が違うからです。
大人は“計画的”に時間を使って毎日を生きています。
例えば、毎日○時に起き、○時に朝食、○時に出勤して○時には退社、○時には寝よう……。
大体こんな風に、いつも時間を意識して1日24時間を過ごしていますよね。
その一方で、子どもは“目の前のことが一番”な生き物。年齢が小さければ小さいほど、その日暮らし、ならぬ“その場暮らし”なのです。
これを子どもの3大特性と考えていくと、日々イライラしてしまう子どもの行動パターンの原因が見えてきます。
(1)時間の感覚がない
(2)やることが見えていない
(3)目先のことに夢中になる
例えば、忙しい朝のシーンに当てはめると、こうなります。
(1)時間の感覚がないから「あと5分で出発するよ!」と言われてもどれくらいの長さなのかわからない。
(2)次に何をやればいいかわからないから、いつまでもぼーっとしていたり、のんびりごはんを食べている。
(3)やらなくちゃいけない準備よりも、自分の好きなテレビや本、おもちゃに夢中になっている。
こうやって見てみると、子どもの行動に「なるほど」と納得できるのではないでしょうか。
時間の使い方を「見える化」すればOK
先を見通せる大人vs.その瞬間を生きる子ども。
この極端な特性の違いをもつ、両者がぶつかり合う……。これが、日々の親子間で生まれる悪循環の原因。
ならば、目の前のことしか見えていない子どもに、理解できていない時間の使い方や今やるべきことを「見える化」してあげればいいのです!
ここで登場するのが、今話題のこども手帳術。
子どもの生活を可視化することで、悪循環が解消されるだけでなく、親子のコミュニケーションが増える。
それにより、子どもに対しても優しく穏やかに接することができるようになる、といった魔法のような手帳の使い方なのです。