4:お金が給与振込口座から別の口座に入金されるしくみを作る

お金を貯めるために必要なことは、努力でも苦労でも高い意識でもありません。

ズバリ、自動化です。自動的にお金を貯めるしくみ、つまりお金が給与振込口座から別の口座に入金されるしくみが作れれば、勝手にお金が貯まる人生に簡単に早変わりするのです!

その方法は、預貯金タイプの「積立定期預金」と「財形貯蓄制度」、投資タイプの「積立投資信託」と「社内持ち株会」、預貯金と投資のどちらも選べる「確定拠出年金」の5つ。

(1)積立定期預金 → 給与振込口座の銀行が取り扱っている定期預金に毎月一定額を振り替えていくしくみ

(2)財形貯蓄制度 → 会社が直接、金融機関に入金してくれるしくみ

(3)積立投資信託 → 株式や債券を5000円や1万円程度の少額の指定金額で購入するしくみ

(4)社内持ち株会 → 働いている会社の株を社員が購入できるしくみ

(5)確定拠出年金 → 自分の老後のための積立額が所得税・住民税を軽減させ、運用は非課税、受取時も退職金みなしの優遇税制を使ってお金を貯められるしくみ

最初の手続きさえ済ませてしまえば、あとは何もせずともお金が貯まるというわけ。さっそく手続きを行って、2017年は夢の何もしないのに勝手にお金が貯まる人になりましょう!

5:年始と年度始まりに貯金ライフをスタートする

お金を貯め始めるのに最適なタイミングをご存知ですか?

正解は、1月と4月。年始と年度始まりは、それぞれ気合いを入れ直すのに良い時期なのです。つまり、いま準備をしておけば、絶好のタイミングで貯金を始めることができるということ!

貯金ライフを順調にスタートさせるために最初にすべきことは、使い終わったあとのお金を貯めるという感覚を捨て、先に貯める金額を隠しておき、残りのお金を使うというやり方に変えること。

使える状態にあるお金は、隙あらば「使っちゃえば~?」という誘惑をかけてくるもの。お金の魔力を甘く見てはいけません!

そのためにも先に紹介した、貯金する分を別の口座に自動的に移すしくみをうまく利用したいもの。「積立定期預金」なら、スマホかパソコンからネットバンキングでいつでも手軽に手続きができます。

毎月の預金額は手取り額の10~15%を設定できると理想的ですが、5,000円からのスタートでもOK。簡単にスマホから手続きができて、毎月5,000円の貯金でいいなら、やれそうな気がしませんか?

新しい1年がスタートする年始は、心を入れ替えて新しいことを始める格好のチャンス。

今年の年末に「こんなにお金が貯まった!」と胸を張って誇れるように、自分に合った貯金方法にトライしてみてはいかがでしょうか?

エディター&ライター。オーストラリアで編集・ライターとして活動中。働く女性向けのウェブマガジンでの編集経験から、現在過渡期にある女性の働き方や生き方に関心あり。中でも最近一番の興味は、世界各国の仕事観やワーキングマザー・共働き事情。