「匂わせ」とは、本当のことをはっきり伝えずこちらに想像させることで、幸せをアピールすること。
SNSなどの匂わせ投稿はよく話題になりますが、リアルでも充実していることを“思わせる”振る舞いをする女性は大勢います。
なんとなくイラッとする匂わせにはどんなものがあるのか、実際の声を集めてみました。
思わず表情も固まる! 女友達の「匂わせ」発言
1: 「男友達だから」と言いながらふたりきりで旅行
「以前からこちらの情報を探ってくるのが嫌で、距離を置いている知人がいます。
先日、急に男友達の話題を振ってきて、適当に返していました。すると、『その“男友達”といるとすごく楽で、この間ふたりで旅行に行ったんだ!』と言いだして。
“それってもう彼氏なのでは?”と思ったけど、それを指摘されたくて話題にしたのだなと気づき、『へぇ~、良かったね』で終わらせました」(25歳/看護士)
本当に友人であっても、異性とふたりで旅行することはあるかもしれませんが、この場合はほかにも「すごく頼れる人で」「すごく幸せだった」など“男女の仲”を思わせる言葉が多々あったそう。
聞いていれば、「まるでカップルみたい」と言われたいのがわかるのが、こんな「匂わせ」の面倒なところです。
素直に「彼氏と旅行した自慢」のほうが受け取りやすいですよね。
2: 「たまたま」レアな商品をゲットできた
「サークルにいる面倒くさい女性のこと。
ウェアなどいつも品薄でなかなか手に入らないのですが、彼女は新作が出るとたいてい買っていて、『人に頼んでいる』と言っていました。
先日レアなウェアを着てきて、“これね、たまたま持っている人がいて譲ってもらったんだ~”と聞いてもいないのに説明を始めて。
それがある資格を持っている人しか手に入らないものであることはみんな知っていて、要は“自分はその人と知り合い”ってアピールしたいんですよね。
場はしらけてしまい、誰も何も答えないのを見て彼女はそそくさと去っていきました」(34歳/サービス)
「自分は特別な地位の人とつながりがある」ことを面と向かっては言わず、でも羨んでほしいから「匂わせ」で周りからの指摘を待つ。
そんな言動が重なれば、誰だってまともに相手をしようとは思いません。
交友関係を自慢したい人にありがちな場面ですが、たいていはスルーされて終わることがほとんどです。
3: 「後輩の指導が大変」だけど昇進できそう
「“匂わせ“で面倒くさかったのが、大きな商社に勤める女友達が『後輩の指導でいつもストレスが溜まって』と”頼られる自分“をアピールしていたことです。
最初はみんなも『大変だね』と返していましたが、ある日『こんな私に場違いな話があって……』って言うのになかなか先を続けないのを見て、昇進だなとピンときたけど黙っていました。
『良かったね』とだけ返したら不満そうな顔をしていたけど、昇進を自慢したいならストレートに言うほうが嫌味がなくていいですよね」(30歳/介護士)
「普通に“昇進したの“と言ってくれたらお祝いする気にもなるのに」とこちらの女性は話していましたが、謙虚なフリをして実は「実力を認められた自分」をアピールしたいのがこんな場面。
具体的に何があったかを質問されなくて不機嫌になっても、それは自分のせいですよね。
遠回しな「匂わせ」が周囲の反感を買うことを、忘れてはいけません。