4: 「普通の彼氏」と言いながら豪華なディナー
「会社の同期が、あるときから雰囲気が変わって明らかに女の子らしくなったのを見て、みんな“彼氏でもできたのかな”と噂していました。
お昼休みに集まってご飯を食べているとき、彼女のほうから『実は……』と話してくれたけど、どんな人か尋ねても『普通の人だよ』の一点張り。
でも、『先週は○○のホテルにディナーで行ったんだ』『このネックレスね、○○で買ってくれたの』など、なんとなく彼氏のお金持ち自慢を感じてしまい、うなずくだけでした。
たぶん『素敵な彼氏だね』『羨ましい』みたいなコメントを期待したと思うけど、周りのみんなが『良かったね』とすぐ別の話題に切り替えたのがおかしかったです」(26歳/経理)
しつこく「普通の彼氏」を繰り返しながら、デートやプレゼントで「実はお金持ちな人」をアピールしたいのがこんな女性です。
「彼氏がお金持ちで」とはなかなか言いづらいかもしれませんが、周りに自慢したいのでこんな「匂わせ」を使います。
そんな女性の話をまともに聞きたいと思う人がいるでしょうか……。
5: 明らかに「ツッコミ待ち」なSNSの投稿
「昔から“匂わせ”が好きな友人がいます。
明らかに男性とわかる手が写り込んだ写真をインスタグラムにアップしたり、フェイスブックでは二人分の食事が並んでいるのに『今日は○○でランチ』としか書いていなかったり。
イラッとするのは、コメントで『楽しそう』と送ると『なかなか一人じゃ来れないしね』ってわざとらしく“もうひとり”を出すことなんですよね。
“男性と一緒の自分”にツッコミを入れてほしいのがバレバレで、面倒なのであえてスルーしています。
そして、リアルで会っても絶対に自分から投稿の話はしないのが“指摘待ち”のように感じて、最近は顔を合わせないようにしています」(31歳/教員)
SNSでの「匂わせ」はよくあることですが、この場合は実際に会っても自分からは話題にしないことが面倒くさい点。
「一緒にいた男性は誰だったの?」のひとことが欲しいとわかると、逆に絶対に言いたくない、となりませんか?
「ツッコミ待ち」する女性ほど、承認欲求が高く他人に認められることを望みます。
ですが、誰もそれに付き合う義務はないのだと、目が覚めるといいですね。
*
なんとなくイラッとする女友達の「匂わせ」は、どんな言葉がほしいのか、こちらにどんな態度を取らせたいのかが透けて見えるのが敬遠される理由です。
「幸せな自分」を周りに見てほしい気持ちはわかりますが、理想通りのリアクションを期待するのは間違い。
自分の振る舞いが相手にどんな感情を与えるのか、「匂わせ」をしたくなったらまず頭を冷やして考えたいですね。