今は専業主婦、もしくはパートで、子育てメインの生活を送っているけど、いずれは何か仕事をしたい。再就職して働きたい。そんな漠然とした想いを胸に秘めているママは少なくないでしょう。

テレビや雑誌で、40代、50代以降に料理研究家になった、ファイナンシャルプランナーになった、という女性の姿を目にすると、「私にもできるかも」と夢がふくらみますよね。

ただ、現実は、そう甘くはないようです。

株式会社エスキャリアで共同代表をつとめる、キャリアカウンセラーの岡本真梨子さんは、こう話します。

「ブランクが長引くほど、社会の第一線で活躍するのは難しくなるのが現実です。特に、ファイナンシャルプランナーのような専門性の高い仕事に、まったくの未経験からチャレンジして食べて行くのは厳しい道でしょう。

子育てが一段落した後に本格的に働きたいのであれば、つきたい職種が決まっている、いないに関わらず、子育て中から行動を起こし、準備を進めておくことをおすすめします」

では、具体的にはどんなことをしておけば良いのでしょうか? 次に、岡本さんからの3つのアドバイスをご紹介します。

1.細々とでも、何らかの仕事をし続ける

技術革新やAIと呼ばれる人工知能の進化に伴い、今、世の中で行われている仕事の内容は、めまぐるしい速さで変化しています。ブランク前にはできていた仕事でも、5年、10年と時が経てば、作業の仕方や使うツールがすっかり変わって、対応できなくなっているかもしれません。

ブランク後も使える人材、役に立つ人材でいるためには、子育て中も、何らかの形で、何らかの仕事を、少しずつでもし続けるのが一番。「完全なブランク」を最小限にしておきましょう。

たとえば、子どもが幼稚園に行っている間、週に数日だけ、アルバイトやパートで働くという方法があります。経験のある職種以外でも、将来やってみたいこと、興味があることに近い世界に身を置けば、貴重な経験や知識が得られるはずです。

最近では、クラウドソーシングやフリーランスなどの新しい働き方が広がり、在宅で仕事をして報酬を得られる機会が増えています。特にブランク前に専門性の高い仕事をしていたママなら、以前の職場や取引先などから在宅ワークを受注できる可能性もあるでしょう。

また、報酬を伴わないとはいえ、ボランティアやプロボノ(専門性を活かした社会貢献活動)も、社会の第一線で能力を発揮し評価される良い機会です。