3: 登録する名前は本名以外にする

「同僚の話ですが、不倫している先輩とのLINEを部下に見られてしまい慌てていました。画面に出ている名前で一発アウトなので、私ならまずLINEに登録する名前から変えようと思います」(32歳/総務)

社内不倫がバレるきっかけとしてあるあるなのが、やり取りをしている相手の名前を見られることです。

内容がまずくても知らない人との会話と思われたら社内不倫を知られることはないですが、本名のままではまずごまかせません。

登録する相手の名前を変える人は実際多いですが、気をつけたいのは「ふたりとも変更しないと意味がない」点で、片方でバレてしまえば結果は同じです。

登録する名前は必ずふたりとも変えること。また、専用のアプリを使って通知音を個別に設定するなどの工夫も考えましょう。

4:「隠れて連絡を取り合っている」と気づかせない

「退職する人にプレゼントを贈ろうって話をしていたとき、その場にいなかった既婚の同僚がなぜか会話の内容を知っていて、何でだろうと思ったらプレゼントについて一緒に話していた女性と親しくしている場面を見ました。

あ、隠れて連絡を取り合っているんだな、とピンときましたね。普段そんなに仲がいいところを見ないので、余計にわかりやすかったです」(29歳/受付)

細かい場面ではありますが、「どうしてこの人が知っているのだろう」という不審感から社内不倫を疑われることは、現実ではよくあることです。

特に、「ついさっきそこで話したことをその場にいなかった人がもう知っていた」「誰かが漏らさない限り、その人がその話を知っているはずがない」など、辻褄の合わないことに人は敏感です。

人前で親密な接触を避けていても、元をたどればふたりはつながっていると邪推されたら次は観察されることになり、いつしかしっぽをつかまれる危険があります。

話題を共有しても、それを周りに話さないような注意が必要です。

社内不倫は、バレれば仕事を失うリスクがある

社内不倫の恐ろしいところは、バレてしまえば「風紀を乱した」として配置転換されたり県外に異動になったり、仕事そのものを失う可能性があることです。

ある例では、不倫相手の既婚男性はおとがめなしだったのに独身の自分だけ遠くに飛ばされる内示が出て、結局退職してしまった女性もいます。

会社に残れたとしても、「不倫していた人」というレッテルは自分ではどうすることもできません。

そんな中で仕事を続けるのは、精神的にかなりつらいものになる覚悟が必須。

だからこそ、社内不倫でLINEを使うときは細心の注意を払う必要がありますが、それでも完全とは言い切れないのが現実です。

そんな窮屈な関係が幸せな恋愛といえるのか、安易に始める前にもう一度考えてみましょう。

気軽に連絡を取れるLINEは、社内不倫カップルにとっても便利でつい何でも話してしまいがちです。

それは良いのですが、やり取りの内容が周りに漏れたら一気に不倫を知られる危険性があり、とにかく避けたいのは特定されること。

社内は人の目が多く、おかしな関心を引かないためにはお互いに気を引き締めてやり取りをする心構えが重要です。

うかつな行動ですべてを台無しにしないよう、ふたりでしっかりと話し合うことを忘れずに。