いざ男性と会ったら必死に口説かれる理由

という形で、かなり厳選したうえで、現在約束中の相手は2名ほど待機しつつも、実際2週間で会うに至ったのはわずか1名。

たやすくマッチングはするものの、そもそもマッチングするだけでメッセージが始まらなかったり、メッセージが途中やめになったりするケースも少なくありません。

今回会った相手は40代後半の男性A氏。港区の某繁華街にある、四国の料理が味わえる和食店へ連れていってもらいました。

スポーツ観戦という共通の趣味で、話はそれなりに盛り上がるも、A氏の筆者へのお熱っぷりが気にかかります。

「なんかぼくたち合う気がするね」「(15歳以上離れているけれど)年齢差を感じないね」「◯◯さんを受け止めてあげられる気がする」など、正直、彼自身のテンションが上がりすぎな印象がありました。

話を聞いていると、男性は女性と比べるとマッチング率が低く(女性のほうが異性に対する好みの範囲が狭く、「いいね!」をするのが少ない傾向にあるため)、そもそもメッセージ交換に至る可能性すら、ごくわずかなのだとか。

だからこそ、会うまでに至った女性は貴重な存在。しかも、30代前半の筆者は(50を目前とした彼にとっては)若い女性。

それゆえ、何が何でも手離すまいと、生理的に受け付けない女性でない限り、必死に口説こうとするのでしょう。

結局、A氏からは当日交換したLINEで、何度か連絡が来ましたが「今は仕事で成果を出す必要があり、プレッシャーもあるため、恋愛にうつつを抜かしている場合ではないと思うようになりました……」と伝え、終了に持ち込みました。

ライトな出会いがほしいならTinderはおすすめ

まとめると、Tinderの魅力はなんといってもライトな感覚で出会いの母数を増やせることにあります。

どこにいてもスマホがあれば、次から次へと提示される相手をジャッジし、つながりを持つことができます。

マッチングをメッセージだけのやりとりで終わらせるか、リアルで会うまで持っていくかは、自分の力量次第でもありますし、相手のテンションの高さにもよります。

とはいえ、無料で簡単に良さげな相手と出会えるのは、とても現代っぽいです。

一方、真剣な出会いを求めている人には、あまり向いていないかもしれません。「既婚ですが飲み友達を探しています」「彼女がいるのでパートナーは探していません。ときどき食事できる相手を探しています」などと、書いている人もいるくらいです。

また、中には細マッチョな自慢の体を1枚目の写真に用いて、プロフィール文に「大人の関係でOKな女性を求む」旨、ほのめかす男性もいました。

実際にマッチングした相手から、そんな関係を打診するメッセージが来たこともあります。

もちろん、真面目にパートナーを探している人もいますが、婚活アプリや結婚相談所とは異なり、全員が全員そうとは限らないことを頭に入れて使うことが大事だと思います。

人によっては「仕事に使えるアプリ」だとも聞きました。人材系の会社に勤める知人女性は、Tinderで出会った男性を数人スカウトし、実績を作っているとか。

なんとも逞しい……業種によっては、仕事にも活かせそうです。

 

基本的にはライトな楽しい出会いを探したい人にはぴったりなTinder、一度使ってみてはいかがでしょうか。

IT関連職につくアラサー女子。1年前の離婚を経て、結婚・離婚、夫婦などの問題に興味を持つように。友人から結婚生活の悩み相談や離婚相談に乗ることが増えている。仮面集めが密かな趣味。