DOG inTheパラレルワールドオーケストラ

DOG inTheパラレルワールドオーケストラ

昨年12月23日の舞浜アンフィシアター公演で「2017年DOGは変わります」宣言をしたDOG inTheパラレルワールドオーケストラ。これまでのカラフルでポップな衣装と印象が異なるシックな漆黒の衣装で登場、その姿に驚きの混じった歓声があがる。

そして新曲『HeartAche』を歌い上げると、「2017年、攻撃を開始します!」と春(Vo)。サビで「ヤバイ」を連呼する攻撃的なサウンドの『だけどもだけども』、『S.B.N.』でギアを入れる。
ミズキ(G)がシャウトし、『DOUBLE SUICIDE』で更にステージの熱気は加速していく。

「しっかり暴れてますか? みんなはバンギャルなんだから頭振りたいんじゃないですかー! 最高にクソみたいに暴れる新曲持ってきました!」と春が呼びかけ、新曲『極東ヘッドバンギング』へ。その名のとおり、ヘドバンのためにあるようなハードなナンバーだ。

「2017年、DOGは変わります。みんなをもっとドキドキさせるライブと、胸が痛くなるような心に突き刺さる言葉をたくさん新しいアルバムに込めて、前に進んでいく姿を見せていこうと思ってる」と述べた。

そして最後の曲『JOY TO THE WORLD』では春が「大丈夫! やろう!」と寄り添うような言葉をかける。

ステージから立ち去る前に「みんなにメンバーをDOGに誘ったときの言葉を贈ります! "いい夢見させてやっから、俺について来い!"」と宣言。今年のDOG inTheパラレルワールドオーケストラは一味違いそうだ。

セットリスト

1.HeartAche
2.だけどもだけど
3.S.B.N.
4.DOUBLE SUICIDE
5.極東ヘッドバンギング
6.JOY TO THE WORLD

BugLug

BugLug

ラストはBugLugだ。昨年5月の事故によって一聖不在のまま4人で活動を続けてきた彼ら。1曲目はラウドかつダンサブルな『猿』。メンバーが代わる代わるボーカルをとりフロアを盛り上げ、一樹(G)が「遠慮はいらねえぞ! とことん騒ごうぜ!」と煽り、モンキーダンスで応える観客。

優(G)が口を開き、「俺たちは何度だって這い上がる!」と『THE DEAD MAN’S WALKING』のタイトルコール。「何度だって何度だって這い上がるぜ」というサビがフロアに力強く響き渡る。

「2016年はみんなを沢山悲しませたから、2017年はみんなを笑顔にすることを約束します」という優の言葉から『Live to Love』を奏であげる。

『ギロチン』、『H E I S E I O U T S I D E R’ S』、『V.S』でブチあげ、広いステージを自由に動き回る優、一樹、燕。

「俺たちは一歩も立ち止まるつもりはありません、ラスト…聴いてください」という優の言葉から始まったのは『TIME MACHINE』。そして、4人のいるステージにもう1人、黒いフードをかぶった人物が現れる。

フロア中がまず驚き、ざわめき、期待に包まれるそしてその声は歓声に変わる。一聖(Vo)が姿を見せたのだ。

昨年の8月9日(89の日)のフリーライブにて音声のみのコメントを出してはいたものの、ステージにしっかりと立ちマイクを前にする一聖。

スクリーンにはBugLugの「これまで」の写真が映し出され、「これから」を予感させる彼の歌声と姿に、固唾をのんで見守る観客。

演奏が終わると、まず心配をかけたことを詫びる一聖。「絶望を味わいました。だけど、俺の中にある情熱と希望が死ぬことは絶対にない! 一緒に光を掴みましょう」という堂々とした言葉に拍手で迎える観客。

そして5月7日日本武道館公演で、5人のBugLugが復活することを告知。その宣言に観客は歓喜に沸いた。

セットリスト

1.猿
2.THE DEAD MAN’S WALKING
3.Live to Love
4.ギロチン
5.HEISEI OUTSIDER‘S
6.V.S
7.TIME MACHINE

最後に「16人揃いました」と優がDOG inTheパラレルワールドオーケストラとBlu-BiLLioNを呼び込み、春が「改めまして16人揃ったResistar Recordsです!」と挨拶。

ラストはもちろん『Resistar Recordsのテーマ』で盛り上がり、恒例の夏の治外法権ツアーも発表され、今年の「治外法権 -新春だょ全員集合!!-」は大団円となった。

どのバンドも今後の「いい予感」を持たせてくれる、前向きなステージだったように思う。今年のResistar Records、Riostar Recordsのバンドの展開も楽しみだ。