夫の浮気や不倫が発覚し、こちらに有利な形で離婚を決めたいなら、何より「浮気や不倫の証拠」を手に入れることが重要。

言い逃れできない証拠があれば、夫が離婚を承諾する可能性が高くなるだけでなく、慰謝料の請求もできる場合があります。

第三者が見て納得できるものが一番ですが、「これじゃ弱いかな」と思うものでも、組み合わせて浮気や不倫を確定させることも考えましょう。

夫の浮気や不倫で離婚した妻たちが実際に集めていた証拠にはどんなものがあるのか、ご紹介します。

夫の言い逃れを許さないために、こんなものも「証拠」になる!

1:LINEのやり取り

浮気や不倫の証拠として、まず挙げられるのがLINEなどコミュニケーションアプリでのやり取り。

会話の履歴を自分のスマホで撮るのはもちろん、「ノート」や「アルバム」もしっかり確認しておきましょう。

実際に、「アルバムに不倫相手と行った飲食店の写真を登録していて顔も写っていたので、これを出したら観念しました」という例があります。

中にはLINEの登録名を同性っぽく変えていたり【取引先】などわざわざ加えていたりするので、一見すると相手が異性とわからない場合でもやり取りを読んでみるのが肝心です。

また、端末の履歴に残らないLINE独自の通話サービスを使っている場合もあるので、「LINE Out Free」などユーティリティのチェックも忘れずに。(※ 端末によって表示が違う可能性があります)

浮気相手と思われるアカウントがわかったら、プロフィールまで写真に残しておくと後で名前を変えられたときなども追求しやすくなります。

2:地図アプリの履歴

スマホに「グーグルマップ」や「ヤフーマップ」など、地図アプリをインストールしている人は多いと思います。

「クルマのナビだと履歴が残るから」と浮気相手とのドライブにスマホの地図アプリを利用するのはよくあることで、たとえば「グーグルマップ」なら「タイムライン」から訪れた場所を見ることができます。

地図アプリの履歴はそれだけでは「誰と行ったか」まではわかりませんが、「自分と行ったことのないオシャレなカフェに履歴があって、浮気相手とのLINEを調べてみたら会話と日付が一致した」という例もあります。

もし何もない場合は設定を変えている可能性があるので、チェックしてみてオフになっていたらこっそりオンの状態に戻し、後で改めて確認するのもひとつの方法です。

3:メモアプリの内容

「不倫相手の連絡先が先頭にピン留めされていた」

「浮気相手との予定が書いてあった」

など、スマホのメモアプリをチェックしてみると意外な証拠が手に入ることがあります。

端末に登録できない相手の情報を、別のアプリで管理している可能性を考えましょう。

名前と連絡先があるだけでは浮気や不倫の相手と断定できませんが、これも、LINEのやり取りから同一人物だと容易に推測できるときは証拠となります。

4:ドライブレコーダーの動画

ドライブレコーダーの動画も、もちろん立派な証拠として使えます。

前方しか録画しないからと油断する人もいますが、車内の音声や会話から女性が乗っていたとわかることもあり、これだけで相手が特定できなくても「浮気していた事実」からは逃げられません。

「でも、証拠が残るのを恐れて浮気相手と乗るときにあえてカードを外されたら」と思う人もいるでしょう。

ですが、「運転中に残っているはずの動画がない」ことが頻繁に起こるのを不審に思った妻がその日を調べたら、浮気相手と過ごしていたという例があります。

ドライブレコーダーの記録はごまかしがきかないものなので、こっそりとカードを交換しながらチェックしてみると、夫の行動パターンがわかります。