5: ETCの履歴
クルマで遠出するときに使うETCカードはクレジット払いがほとんどで、後日カード会社から請求書が送られてきますよね。
実際にあった例では「明細を見てみたら、出張と言っていた日に観光地をあれこれ訪れていた」ことから浮気を疑い、調べてみたらビンゴでした。
これは妻名義のETCカードであることを忘れていたことが原因だと思われますが、「出張と言っていたこと」「仕事だと主張するには無理がある行き先」などを証明できれば、夫は嘘をついた理由を説明しなければいけません。
「一人で行ったんだ」と開き直る夫もいますが、これも、たとえばLINEで不倫相手と旅行に行く話題が出ていれば、組み合わせることで動かぬ証拠となります。
6:小さな痕跡が証拠を固めてくれる
浮気や不倫の証拠として、ラブホテルに出入りしている写真などは確かに強いですが、現実ではそんな場面を押さえるのは至難の業です。
それよりも、身近なところで小さな痕跡を集め、それらを組み合わせるのも、不貞行為の証明として立派に役立ちます。
もし夫のスマホを触れるのであれば、中にあるアプリは一通り調べるのがベター。浮気相手との写真をクラウドサービスに保存していた例もあるので、見過ごさずチェックしましょう。
浮気や不倫の証拠を集めるのは、夫に切り出したときに「そんなことはしていない」「疑うなんて失礼だ」など、不毛な会話を避けて“本題”に入るためにとても重要になります。
推測だけで話してしまうと、言い負かされるだけでなくそれ以降はより慎重に証拠を隠そうとするので、夫婦の溝は深まるばかりです。
確実なものが手に入らないからと焦らず、まずは自分でも確認できるところから調べてみること。
相手との関係に夢中で痕跡を残していることに気づかない夫も多いので、冷静に行動すれば意外なところで動かぬ証拠が手に入ることもあると思いましょう。
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夫の不貞行為で離婚した妻にどんな証拠を集めていたか聞いてみると、ほとんどが身近なものから浮気や不倫の痕跡を見つけ、それらを数多く手に入れることで夫を黙らせています。
ひとつでは証拠として弱いものでも、複数あればそれだけ夫の逃げ道を防ぐことができ、万が一調停や離婚裁判まで発展したときでもこちらが有利になります。
時間がかかっても、集めたものは必ず自分を助けてくれると信じ、地道に進めていくのが吉といえます。