よほどお互いが納得していない限り、離婚はネガティブな感情につきまとわれながら進めること。離婚届や離婚協議書の記入に児童手当の振込先変更の手続きなど、気が重い作業の連続です。
「やっと離婚できたけど、まったく気が晴れない」のは直後に陥りやすい状態。「まさか、後悔しているの?」など、自問自答する女性も少なくありません。
こんな落ち込みやすい時間を、離婚を経験して女性たちはどう乗り越えたのでしょうか。
離婚後の落ち込みはこうやって解消!
1:ひたすら親友に話を聞いてもらった
「夫の不倫がわかり、半年間悩みながら離婚の準備を進めていました。
証拠を突きつけたら夫はあっさりと認め、離婚届もすぐに記入してくれたけど、想像以上に早く事態が動いたせいか気持ちがついていかず。
ひとりになった部屋でぼーっとしていると動悸がするので、親友に電話してずっと話を聞いてもらっていました。
親友も離婚を経験していて、つらさを理解してもらえるのがありがたかったです。
“あなたは間違ってないよ”と何度も言われて、やっと落ち着きました」(35歳/公務員)
元夫の有責で離婚ができ、自分は悪くないとわかっていても、ひとりになると現実に心が追いつかずに苦しむことがあります。
ひとりで悶々とするより、つらい気持ちは吐き出してしまうのが健全。聞いてくれる人がいるときは、好意に甘えましょう。
言葉にすることで、少しずつ心の混乱も収まります。
2:部屋の模様替えをした
「夫のモラハラが原因で離婚しました。
一人娘の親権は取れたし約束した養育費の支払いも公正証書にしたし、自分でもよく頑張ったなと思います。
でも、いざ夫が出ていくと緊張の糸が切れたのか虚無感がすごくて、しばらく何も手につかなくなりました。
このままでは鬱になる、と始めたのが部屋の模様替え。
嫌味を言う夫もいなくなり、好きな雑貨を飾ったり雑誌を読んだり、娘の意見も聞きながらふたりで楽しく体を動かしました。
模様替えすると夫がいた風景を思い出さなくなり、娘の笑顔も増えたので良かったです」(37歳/事務)
元夫が出ていって自分たちが今までの家に住み続ける場合、よく聞くのが元夫の面影が残る部屋の景色に苦しむこと。
新しい人生が始まったのなら、そんな痕跡は消してしまうのが吉です。部屋の模様替えは、体を動かして気分転換になる上に目に入る景色も変わって新鮮。
自分たちの住みやすいように環境を整えて、これまでとはちがう、心が安定する時間を過ごしたいですね。