赤ちゃんを育てるママは朝から晩、そして夜中まで大忙し。慣れない育児に試行錯誤しながら日々頑張っています。だからこそ、夫であるパパのちょっとした言葉や態度にイライラしてしまうことも少なくないはず。

書籍『出産・育児ママのトリセツ 〜「子どもができて妻が別人になりました」というあなたへ』は、そんな夫婦のすれ違いをTwitterのつぶやき風にまとめ、心理学博士の著者が解説をするというもの。妊娠〜育児中の夫婦あるあるが満載です。

今回は本書の中から、ママをイラつかせる「地雷ワード」をご紹介します。さりげなくパパに見せてあげるのもおすすめです。

「手伝おうか?」はママが最もイラつく言葉

ママがイラつく言葉の第1位とされる「手伝う」という言葉。これを言われたママは「何サマのつもり!?」と思うのです。

ママとパパはいわば協同経営者のようなもの。一方が休みなしで忙しく働いているのに、もう一方が他人事のように「手伝ってやろうか?」などと言ったら腹が立ちますよね。子育ても家事も、やって当たり前の「パパの仕事」。手伝うという言葉だけでなく、少し育児をしたからといってドヤ顔をするのも禁物なのです。

著者は、夫婦は対等なパートナーとして、共に働くという意識が大切だといいます。

「気分転換に旅行でも」はありがた迷惑かも

毎日忙しく、イライラしているママに気を遣って、「旅行でも行かない?」と提案するパパ。これは一見優しい言葉に聞こえますが、実はママの気持ちをまったく理解していないといいます。

想像してみてください。赤ちゃんのお世話をしながらの旅行準備、そして帰ってきてからの片付けや大量の洗濯・・・。これではリフレッシュにはなりません。

著者は、ママにとって、授乳やおむつ替えのスペースが完備されたショッピングセンターにちょっとお出かけする方がよっぽど気分転換になるといいます。また、パパが赤ちゃんを見ていてくれる間に1時間1人で本屋さんで立ち読みをしたり、ゆっくりお風呂に入ったりというだけでも充分。

非日常のイベントよりも、「出産前にあった日常」を少し取り戻す方がママは気楽に楽しむことができるのです。