春はもうまもなく!ですが、暖かくなるのは嬉しい反面、これから辛い数か月を過ごすであろう花粉症の人達にとっては、毎年過酷な時期ですよね。
鼻のムズムズや目のかゆみなどだけでなく、花粉が舞うこの時期は肌荒れやヘアトラブルも異常事態!
この事態を深刻にすることなく少しでも症状を軽くしたい方のために、今回はヘアメイクアーティストchihoさんに、最適な花粉対策ケアを教えていただきました。
日頃のケアを見直すだけでできる、最強!花粉対策法
「肌や髪表面が傷んで凸凹していると、そこに花粉が引っかかりやすくなるため、肌荒れが酷くなりがちです。
また、この時期まだまだひどい乾燥から静電気が発生すると、花粉を引き寄せ付着。よって花粉が取れにくくなり、症状を悪化させてしまいます。
そこで最適な対策ケアとして、花粉が付いても落ちやすい状態、つまり肌や髪表面がツルッとサラサラにしておくことを意識して、直接素肌や頭皮に花粉が触れないようバリアすることが大切なんです」(chihoさん)
肌荒れ対策ケア法
「肌負担の少ないミルクタイプのクレンジングや、固形洗顔石鹸を使うことがおすすめです。スクラブやピーリング成分の入っているもの、拭き取りタイプのものは避けるようにしましょう。
いつもの化粧水や敏感肌用スキンケアでもしみたり赤くなったりしたら、精製水でもいいので保湿パックをしてください。保湿したら刺激のないクリームを塗り、肌表面からの水分蒸発を防いでくださいね。
夜はたっぷり保湿する分、朝のスキンケアは、油分の少ないものが望ましいです。
肌荒れが怖くてメイクをしない方がいらっしゃいますが、ノーメイクよりもメイクをすることで肌にベールを覆って、直接花粉による刺激をブロックする方がおすすめです。
肌表面にバリア&ブロック機能のある下地を付けると効果的。おすすめは『dプログラム アレルバリア エッセンス(資生堂)』。
これは、花粉やちり、ほこりなどの微粒子から肌を守る日中用美容液。紫外線予防効果が高く、乾燥肌の方にベストなクリームタイプもあります」(chihoさん)
髪のトラブル対策ケア法
「髪が傷んでいる人は髪表面が凸凹している分、花粉が引っかかりやすく注意が必要です。傷んでいる髪は特に乾燥していて、この状態は静電気が大量発生。
そこで対策としては、髪を下ろさずコンパクトにまとめるのがおすすめです。また、油分の多い整髪料を控えて、日頃のトリートメントケアで乾燥しないよう意識することが必要です。
花粉対策時期はトリートメントが習慣ではない男性も、この時ばかりはトリートメントをすると、花粉が付きにくくなるのでおすすめですね。
おすすめアイテムとして『キュレル 頭皮保湿ローション(花王)』。頭皮のかゆみ、カサつき、フケを繰り返す状態でも使えて、べたつかず優しくなじみます」(chihoさん)