シャドウランドはメイの見た夢?
キャンプ指導者ユウと鹿のユウがシンクロ
メイは、ついにリーダーを引き受ける ©Disney(撮影/MezzoMiki)
闘いが終わると、夜が明け、メイは、いつの間にか、元の森に戻っていました。
メイ自身の、心の夜明けを暗示する場面でもあります。
あるいは、シャドウランドでの出来事は、メイがテントの中で見た、夢だったのでしょうか?
ほど無く、キャンプの仲間が、メイを探しにやって来ます。
仲間は、メイがたった一人で、一晩を乗り切ったことに感心し、メイを賞賛します。
メイの方は、キャンプ指導者ユウの顔を見て、鹿のユウと勘違いし、「生きていたのね! 」と叫びます。
勿論、指導者は、何のことか分からない様子です。
現実の森へ、メイを導いたキャンプ指導者ユウと、影の森(シャドウランド)でメイを導いた鹿のユウ。
名前が同じなのも、偶然ではないでしょう。
指導者ユウも、鹿のユウも、メイに「失敗を恐れていては、何もできない」と言いました。
指導者ユウは現実の世界(日常、意識されている世界)に属し、鹿のユウは幻想(非日常、秘められた世界)に属し、メイに対する導き手の役割が、一致しています。
異性は、足りない何かを補う役割を担うことがあります。
二人のユウは、メイが迷いを絶つ手助けをしていました。
自分を信じる難しさ
失敗を恐れず、立ち向かうこと。
何に立ち向かうのか?
相手は、弱気に支配された、自分自身です。
困難は、避けた方が楽ですからね。
その代わり、困難を乗り越えたときの、達成感も得られません。
結果として、諦めない自分を信じる力、すなわち自信もつきません。
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