モッツァレラもリコッタも共にテイクアウトができるので、
好きな料理を自宅で愉しみたい。
保冷剤を付けてくれるので安心して頼める。

リコッタには、デザート以外の食べ方もある。
以前、某チーズ工房の奥様に、リコッタのコロッケのレシピを教えてもらった。
小判型にしたリコッタに溶き卵、小麦、パン粉を付けて揚げる。
リコッタはコロッケにしても旨い。

モッツァレラは、グラタンに入れてもいいし、ピッツァもいい。
夏は冷たいパスタにする手もある。
アルデンテに茹でたショートパスタを流水で洗った後、水分を切る。
ボウルにモッツァレラ、バジル、トマト、パスタを入れ、
オリーブオイルをかけて全体を和える。
好みで黒コショウをかける。
かなりいけます。

 

豆腐のようなモッツァレラだからこそ、ユニークな食べ方もある。
やはり某チーズ工房の奥様に習ったのだが、おかかと醤油をかけるのだ。
これまた絶品。

 

 

豆腐は出来立てを食べるように、モッツァレラも作り立てがいちばん。
「モッツァレラは味の変化が大きいので、早めにお召しあがりください」(藤川さん)
でも、まずその前に、藤川さんが作ったモッツァレラを店内でどうぞ。
上質で新鮮な牛乳で作ったモッツァレラの味を、渋谷で体験できる。

モッツァレラ 550円/100g
リコッタ 470円/100g

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。